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「2007.5.22(その1)
森田実の言わねばならぬ[254]
平和・自立・調和の日本をつくるために【172】
傾聴すべき『日刊ゲンダイ』(5月18日号)の大新聞批判
『日刊ゲンダイ』(5月18日号)は本記事の見出し風のリードで次のように書いている――「大新聞は戦前・戦争中の反省をしきりに口にするが、やっていることは日本軍勝利を煽った報道姿勢と全く同じの安倍右翼政権策動のたれ流し記事ばかりという呆れた実情」
もう一つの見出しとリードを紹介する――「なぜ安倍首相は威張っていられるのか」「それは大新聞が権力に媚びへつらい批判を一切やめてしまっているからだ。『安倍晋太郎氏を偲び安倍首相を囲むプレスの会』とは一体何のための集まりなのか」
同紙の本文記事を紹介する。
《安倍内閣の支持率が上がっている。先週末に朝日が行った最新調査では支持が43%、不支持は33%。4月頭の調査では支持37%、不支持43%だったから、ウソみたいな回復だ。…》
《「なぜだ?」と首をかしげてしまう。…ある大新聞の論説委員はこう言っていた。「最近の支持率の傾向を見ていると、政策の中身なんかどうでもいいんです。要は、コブシを振り上げ、邁進しているかどうか。小泉前首相の郵政がいい例です。国民は中身ではなく、勇ましさで支持した。安倍も一緒で、改憲一直線がウケているわけです」
恐ろしい話だ。国民の単細胞にも呆れるが、こうなったのはメディアのせいだ。安倍の改憲一直線を批判せず、そのまま垂れ流しているから、こうなる。》
最後の部分に私の談話が掲載されている。
《「閣僚のスキャンダル、失言が集中し、支持率が急落した頃から、メディア対策に相当な力を割いているようです。官邸がちょっとした記事でも調べている。記者はすっかりビビって、松岡農水相疑惑も立ち消えになった。情けないの一語ですよ。メディアがブルって批判しないから、国民には安倍首相の真の姿が伝わらない。それが支持率アップにつながっているわけです」(政治評論家・森田実氏)》
最近、マスメディア内部からと見られる匿名の投書がくるようになった。ほとんどが「政府側からの監視が非常に厳しくなった」というものである。「政府与党側のある機関によって記事が細かくチェックされ、一つ一つ圧力がかかってくるようになった」というのだ。
東京で発行されている6大紙(朝日、毎日、読売、東京、日経、産経)のうち、「読売」「日経」「産経」の3紙は安倍内閣の御用新聞である。毎日毎日、安倍政権讃美の報道をつづけている。「毎日」と「東京」は中立的。批判も及び腰だ。ところが「朝日」だけは最近、安倍内閣の憲法改正、解釈改憲の動きを批判している。このため、政権側は朝日新聞を狙い撃ちし、首相の事務所は「朝日」の記事を攻撃し、2件で告訴している。まことに異常な過敏反応と言わざるを得ない。首相の事務所が特定の新聞社に攻撃を集中するなどということは、民主主義社会ではあってはならないことだ。
最近の司法は政権寄りであるため、戦前と同じような政府と司法が合体した言論統制が行われるおそれがある。これはファシズムそのものだ。憂慮すべき事態である。「安倍ファッショ政治、罷り通る」という非常事態である。
「安倍ファッショ政治」を阻止するためには、国民が「安倍ファシズム」の応援団の「読売」「日経」「産経」3紙を拒否し、「朝日」を応援する必要がある。みんなで「朝日」を読み、朝日を支持することが有効な方法だと思う。
そして、このような「安倍ファッショ政治」を支えている自民党と公明党の候補者に投票しないことが、安倍ファッショ政治を阻止する道である」
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03371.HTML
おおむね賛成ですが、「みんなで「朝日」を読み、朝日を支持することが有効な方法だと思う。」という点については森田氏に異議があります。9.11総選挙では朝日も「小泉応援団」でした。朝日はまた「裏切る」危険性が大いにあると思います。
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