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船田氏、憲法めぐる首相方針を批判
2007年05月20日19時22分
衆院憲法調査特別委員会の自民党理事で、改憲手続きを定めた国民投票法のとりまとめ役だった船田元衆院議員は20日、憲法改正に取り組む安倍首相の手法や戦術を真っ向から批判した。
船田氏は同日のテレビ朝日番組で、首相が参院選で改憲を争点にすると明言していることについて「憲法改正は3分の2以上の国会の勢力が必要。首相の考えだと、与党が参院選で3分の2以上とらないと論理がおかしくなる。参院選の争点にするというのは言い過ぎだ」と指摘した。
船田氏はその後、東京都内での同特別委理事らによる討論会に出席。首相が集団的自衛権の解釈改憲も視野に入れた有識者会議を立ち上げたことについて「本当なら憲法を改正して、集団的自衛権をどこまで認めるべきか議論すべきだ。(従来の)解釈をさらに再解釈して(集団的自衛権を)認めるのは本末転倒。それが通るなら憲法改正はいらない」と皮肉った。
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