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あまりに不謹慎 舛添・簗瀬両議員〜調査特別委派遣団長のゴーマン 2007/05/13
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5月11日、「参議院日本国憲法に関する調査特別委員会」において、国民投票法案が採決された。これに先立ち、各地で地方公聴会が行われたが、委員会の第2班が派遣され、10日午後2時30分から新横浜国際ホテルで行われた「参議院日本国憲法に関する調査特別委員会 横浜地方公聴会」の詳細は前日まで決まらなかったという。
例えば、公述人が選定されて連絡があったのは前日で、しかも、資料が届いたのは当日の朝ということで、公聴会では公述人全員から、もっと前に依頼して資料を送ってくるべきだという声が上がった。
また傍聴券の交付についても、関係者には前日になって慌ただしく連絡されたようで、これでは多くの県民は、公聴会の存在さえ知らなかったのではないだろうか。当日傍聴していた人たちは、毎日のように憲法改正に関するブログをチェックしたり、関係者からのメールまたは連絡を受け取ることのできた人たちだった。
公聴会直前、傍聴者のひとりが「このように急な公聴会を開催するということは、11日に強行採決するつもりかしら」と疑念を漏らしていた。これと同義の質問を公述人からされて、「まさにそのとおり」とばかりに高らかに笑って見せたのは、他ならぬ舛添要一参院議員(自民党・同委員会筆頭理事)と、簗瀬進参院議員(民主党・同委員会筆頭理事)であった。
2人は5月10日に、11日の委員会で安倍総理に野党が質問を行うことを条件に採決を行い、14日本会議で可決成立することの合意を導いた両党の立役者である。
また問題の場面が起こった横浜公聴会で、第2班の団長である舛添理事と簗瀬理事は、10人の議員団の中央で隣り合わせに座っていた。3人目に公述に立った山花郁夫氏は前衆院議員で両議員とも旧知の仲であるらしく、山花氏が冒頭に「今日、地方公聴会が突然行われるということは、明日採決ということかと、国会経験から想像します」と問いかけると、舛添・簗瀬両議員は弾けたように失笑して、しばらく笑いやまなかった。
しかしながら、公述人のひとりは徹夜で資料を読みこみ、ひとりは原稿を書き、ひとりは突然の依頼のうえ資料も届かないままに、自分で情報を集めて公述の場に望んだのである。
また傍聴者は、傍聴券を入手するために朝から各所に電話や依頼を重ねてようやく駆けつけたのである。国会の廊下ならよいかもしれないが、真面目に地方公聴会に参加しようとする地域の国民に対して、あまりに不謹慎な態度と言わざるを得ない。
舛添議員は11日の国会における同委員会の質疑で安倍総理に対し「良識ある議員」と自らを評していたようだが、本当に良識ある議員の「良識」とは何なのか、国民不在がここでも問われる。
また同委員会での地方公聴会の報告にしても、第2班の報告の冒頭に、「早口で失礼します」と簗瀬議員が断ったうえで、本当に駆け足で報告するとはどのような理由からだろうか。
第1班の報告は、ごく自然に、反対賛成意見をしっかりと述べておられた。これは地方公聴会開催を尊重しているか軽視しているか、ひいては国民主権をどのように考えているかについての、考え方の違いが現れたものではないだろうか。
両議員に釈明してもらいたいとの国民の声があることに、耳を傾けていただきたいと思う。
(佐藤夏生)
JANJAN
http://www.janjan.jp/government/0705/0705115348/1.php
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