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http://www.kahoku.co.jp/news/2007/05/20070509t13041.htm
仙台市は8日、在日朝鮮人による「金剛山歌劇団」が2007年10月の公演のために申請していた市民会館(青葉区)の使用を、不許可とすることを決めた。9日にも主催者に伝える。悪化する日朝両国の政治情勢に対する「市民感情」などを理由にしているが、民間レベルの文化交流として仙台市民にも長年親しまれてきただけに、関係者は「民間の友好親善に、役所が水を差す過剰反応だ」と憤っている。
公演の仙台実行委員会(朴広基代表)は、06年9月に宮城県民会館(青葉区)で行った公演直後、同館を運営する県文化振興財団に07年10月の使用許可を申請した。
これに対し、財団と県は「国際政治情勢に対する市民感情」と「06年の公演時にあった妨害行為を踏まえて混乱が予想される」ことを理由に不許可とした。
実行委は今年3月、県民会館の代替場所として仙台市に市民会館の使用を申請。市はいったん使用を認めたが、一転して県と足並みをそろえる形で許可しないことにしたという。
06年の県民会館での公演の際には、開催の3カ月ほど前から、右翼とみられる街宣車十数台が会場を取り囲み、拡声器で騒ぎ立てるなどした。
金剛山歌劇団は、在日朝鮮人の芸術家らで組織する北朝鮮の海外総合芸術団体で、1955年に結成された。仙台では06年まで、公演で朝鮮民謡や舞踊など北朝鮮の伝統芸術を披露し、市民と交流してきた。
朴代表は「公演はあくまで民間の文化交流で、在日の同胞をはじめ県民にも親しまれてきた。行政は右翼団体の不当な行動を阻止する立場にあるはずで、友好の輪を広げようとする民間の努力を無にするのはおかしい」と反発する。
朝鮮総連宮城県本部は「(宮城県、仙台市の決定が)事実であるなら、不当かどうかを冷静に判断したい」としている。
金剛山歌劇団の公演に対しては、北朝鮮によるミサイル発射や日本人拉致問題を背景に、仙台市と宮城県がそれぞれ05年と06年、それまでの後援を取りやめた経緯もある。
2007年05月09日水曜日
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