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【ドイツ】
●「株式市場の買収提案は歓迎」
(4月30日付ハンデルスブラット)
―ドイツ証券取引所が、スイスにおけるパートナーであるSWXと共に、米国のデリバティブ市場であるISEを買収することで合意したといいます。ISEは買収された後も、独自の市場として運営されるといいますが、いずれにせよこれにより欧米間の証券市場の再編が加速化していく可能性が出てきているのだと報じています。
―欧米間の証券市場の再編については、これまでさまざまなプランが出ては消えてきました。とりわけその中で熱心だったのがドイツ証券取引所だったわけですが、ここにきてようやく実現の日の目を見た感があります。この一石が大再編に向けた大きな一歩であることは間違いないでしょう。
―もっとも、今回の買収はドイツ証券取引所の株主たちの承認を今後取る必要があるのだといいます。とりわけ、ヘッジファンド勢が多数派を占めており、彼らがこれまでのように同取引所による自社株買いによる株価向上という要求を取り下げてくるかはまだ不明であるのが現状です。逆にいえば、ここに米系を含めたファンドや投資銀行たちといった越境する投資主体たちが仕掛けを行う余地が残されています。
―やや気になるのが、米国とドイツ(欧州)が世界各地のマーケットや、国際政治場裏で対抗関係にあり、「スティールメイト」(引き分け)になっているにもかかわらず、米国はISEをドイツに譲り渡すことに事実上同意したのかという点です。このメールマガジンでも何度か記していますが、米系ビジネス関係者の基本的な行動パターンとして知られているのが、野球でいえばいわば「打たせて取る」、すなわち叩きたい相手にまずはやらせておいて、ある段階で倍返しするというやり方です。今回の流れも、最終的には米国のNYSE(ニューヨーク証券取引所)を中心とした勢力による、世界の株式市場買いの前哨戦、あるいは誘い込みである可能性は十分にあります。
―いずれにせよ、仮に米国がそのような形で今後、「反撃」に出るのだとすれば、マーケットや、それを取り巻く国際政治・経済に大きな反響が出てくるはずです。したがって、こうした動きについては「潮目」の予兆であることを踏まえた上で、しっかりとフォローしていくことが重要です。
2007年5月1日号より
[新世紀人コメント]
「打たせて取る」やりかたは政治・戦争で常に見られる戦略・戦術です。
真珠湾攻撃は日本は打たされた訳であり、
9・11でブッシュ政権はアルカイダに打たせたのでしょう。
しかし、驚くべき事にアルカイダはブッシュ米国をアフガニスタン戦争に引き摺り込んでいるのです。
またフセイン政権のイラクは、ブッシュ政権に自らを打たせてイラク戦争に引き摺り込んだと言えましょう。
そして驚くべき事に、ユダヤ教とイスラム教の先鋭的部位においては実は戦略的目的が一致してしまっていると言えるでしょう。
これは両宗教に備わった"運命"なのでしょう。
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