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【論説】欧州に倣えという、小泉政権が格差を広げ日本をダメにしたと主張する識者、サルコジ氏当選をどう説明してくれるのか 産経抄
1 :春デブリφ ★ :2007/05/08(火) 10:57:46 ID:???0
大盛況だったと伝えられる、3月のパリ・オペラ座の歌舞伎公演をこの人が見ていたら、
どんな感想が聞けただろう。フランス第五共和制6代目の大統領に選出されたニコラ・
サルコジ氏(52)といえば、どうしても3年前の大相撲をめぐる発言を思いだしてしまう。
▼「肥満者の戦闘は、知的スポーツではない」。2005年10月にパリを炎上させた
暴動犯に対する「人間のクズ」発言も強烈だった。「国家元首」の品格とは一見無縁のような
人物が、どうして大統領選で圧勝できたのか。
▼有権者の多くが、サルコジ氏のあくの強さを、改革に欠かせない「勇気」ととらえた。
これが小紙の山口昌子パリ支局長の見立てである。「勇気」の源は、その出自にあるようだ。
▼ ハンガリーからの亡命貴族とユダヤ移民の母親との間に生まれ、他の有力政治家のように、
ENA(国立行政学院)出身のエリートではない。民族、宗教、出身国にかかわらず、
「自由・平等・博愛」の原則が適用されるのがこの国の建前とはいえ、実際には差別がない
はずがない。
▼ そのなかでのし上がってきた「勝ち組」の代表選手が、信念として米国型の競争社会
の実現を訴えるから説得力がある。メディア利用にたけ、高福祉社会を守ろうとする
“抵抗勢力”から、「強権政治家」と決めつけられても動じない姿は、小泉純一郎前首相
を彷彿(ほうふつ)とさせる。
▼ そういえば、小泉政権が格差を広げ、日本をダメにしたと主張する識者は声を
そろえて、米国型資本主義と決別して、欧州に倣えという。米国は世界で孤立して
いるとも。その欧州の大国が、英独に続いて市場経済主義の政治へと舵(かじ)を
切った。対米外交も変わるだろう。この事態をどう説明してくれるのか。
■ソース(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070508/sks070508000.htm
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