★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK34 > 322.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070505-00000009-gen-ent
安倍首相の先の訪米はなんだったのか? いきなり、こう問いたくなる展開になってきた。ブッシュ・米国は30日、06年版のテロ年次報告書を発表したが、そこには北朝鮮をテロ支援国家から外す作業を始めることが明記されていたのである。安倍首相があれだけ頼んだのに、なんだか面目丸つぶれだ。
安倍首相は先の訪米でブッシュ大統領に対し、「テロ支援国家の指定解除の際には、拉致問題を考慮に入れてくれ」と頼んだ。ブッシュも「考慮に入れる」ことを明言したが、どうやらリップサービスだったようだ。
06年度のテロ年次報告書には、北朝鮮など5カ国をテロ支援国家にしていたが、北朝鮮については「指定解除の作業開始で合意した」とバッチリ、書かれているのである。しかも北朝鮮に関するくだりはたった7行しかなく、03年度と比べると半分に。米国が北朝鮮に“気を使っている”のがハッキリ見て取れる変化だった。
米政府高官は「報告書は事実関係を記しただけだ」と言い、2月の6者協議で決まった中身を書いただけと強調している。しかし、米国はすでにテロ支援国家指定解除で動き出している。安倍の“お願い”は全然、聞き入れられていないのである。
●慎重判断を求めたのに聞き入れられず
「米国は北朝鮮への金融制裁を解除し、凍結していたマカオの銀行口座からの北への送金を認めました。でも、米国にはパトリオット法という法律があり、テロ支援国家への送金は1日1万ドル以上はできない仕組みになっている。口座には2500万ドルの金があるので、1日1万ドル以下にして返していたら、数年を要してしまう。その間に北が再び核開発を始めれば、6者協議は吹っ飛んでしまいます。この問題をクリアするには2つの方法しかありません。北をテロ支援国家から外すか、大統領令でパトリオット法の適用除外にするかです。どうやらテロ支援国家から外す方向で動き出しているようです」(外交評論家・小山貴氏)
訪米中の麻生外相はライス国務長官と会談。核放棄をしない北に対し、「必要があれば圧力を強めることで合意した」とか言っていたが、むなしい。
本当は、日本はますますカヤの外に置かれつつある。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK34掲示板
フォローアップ: