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<長崎市長射殺>4選阻止が目的…出馬表明後に決意 (毎日新聞)
伊藤一長・前長崎市長の銃撃事件で、暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)=殺人容疑などで送検=が長崎県警の調べに「前市長の4選は許せなかった」と供述していることが3日分かった。伊藤前市長が2月20日に4選出馬表明した直後、城尾容疑者は知人から拳銃を入手して自宅で試し撃ちしており、県警は暴力団排除で経済的に追い込まれた城尾容疑者が同時期に、「4選阻止」を目的に前市長銃撃を決意したとみて追及している。城尾容疑者が事件を起こした明確な目的が明らかになったのは初めて。
調べでは、城尾容疑者は交通事故の補償や公共事業を巡るさまざまなトラブルから伊藤市政を敵視するようになった。一方、伊藤前市長は今年2月「もう少し頑張るべきだという声が強い」などと4選に向けた立候補の意向を初めて表明した。
城尾容疑者は拳銃の入手時期を「2月下旬」と供述。伊藤前市長が4選すれば、これまでの市の対応が変わらないと思い込み、前市長への接触が容易になる選挙期間中に銃撃する意思を固めたとみられる。
城尾容疑者は、殺人ほう助容疑で逮捕された運転手役の建物解体会社社長、小川弘美(60)▽後援会事務所の見張り役だった無職、山下正樹(29)の両容疑者と事件直前、頻繁に会って当日の役割の打ち合わせを繰り返していたといい、入念に計画した疑いが強い。
県警は小川、山下の両容疑者も事前に殺害計画を知っていたとみているが、2人は「城尾容疑者が拳銃を持っていたことは知らず、前市長を殺害すると思わなかった」と否認している。一方で、県警はその後の調べで、2人以外にかかわった人物はいないとの見方を強めている。
城尾容疑者は県警の調べに「市の対応に不満があった」と供述。城尾容疑者は03年に市道工事現場で起こした自損事故の補償を巡り、市への抗議を執ように繰り返したが拒否された。05年1月には小川容疑者の会社が市の解体工事から排除されたことで市に抗議、前市長あてに公開質問状も送っていた。
小川容疑者の会社は市の連鎖倒産防止を目的にした融資を受けられずに経営破たん。城尾容疑者は「伊藤のせいで生活が苦しくなった」とも供述しているという。
城尾容疑者は事件前、テレビ朝日に、公共工事を巡るトラブルなどをつづった文書を送りつけ、県警の調べに「動機は文書に書いてある」と供述している。しかし、そうした市とのトラブルが、前市長銃撃へ発展する心情には理解しがたい点もあり、県警は慎重に調べを進めている。
[毎日新聞5月4日]
[ 2007年5月4日3時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/04mainichiF0504m150/
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