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2007/04/28
参院選勝利で「独善政治」にストップを 小沢代表がメーデーで挨拶
小沢一郎代表は28日午前、東京の代々木公園で開かれた第78回メーデー中央大会で挨拶。連合組合員をはじめとする会場に集まった多くの働く仲間に対して、与野党逆転に向けて参議院選挙での民主党支援を訴えた。
冒頭、主催者を代表して高木剛連合会長が挨拶し、「連合の最大の課題は格差社会、二極化の是正」と述べ、同一労働同一賃金といった公正さの追及、最低賃金の引き上げこそが是正の第一歩であると主張。安倍政権の下では困難な「格差是正」実現のためにも、「夏の参議院選挙における与野党逆転のため全力を尽くそう」と呼びかけた。
続いて、集まった人々の割れんばかりの拍手の中、小沢代表が登壇。メーデーのお祝いを述べるとともに、先の統一地方選挙、参議院補欠選挙における民主党への支持、支援に謝意を述べた。
安倍・自公政権の「弱者切捨ての政治」による格差の拡大を憂い、「このままでは社会・経済のモラルは崩壊してしまう」と言明。格差是正に正面から取り組むことなく、強権的に独りよがりの政策を推し進める安倍内閣を批判。「国民生活を無視した『独善政治』をこれ以上続けさせてはならない」と強く訴えた。
その上で、民主党は「勤労者、生活者、納税者の視点に立ち、年金・医療改革をはじめ働く者一人ひとりの生活を立て直すことを最優先する」と表明。改めて格差是正、公正な国づくりのため全力を尽くす決意を語った。
最後に、連合をはじめとする野党の仲間と連携し、夏の参議院選挙では与野党逆転を実現させると宣言。民主党への更なる協力を求め、挨拶を締めくくった。
なお、連合の発表によると今回の中央メーデーには4万2200人が参加した。
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