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ちょっと古い話になりますが、4月22日の統一地方選挙後半戦、投票権をお持ちの皆様は投票に行かれましたでしょうか。
ボクはなるべく選挙には行こうと心がけています。
一度だけ、2週間ほど地方にいてどう頑張っても投票できなかったことがありますが、それ以外は皆勤(のはず)です。
だって、選挙にも行かないのに政治批判したりするのって、なんか違うような気がしません?
もっともここ数年は忙しく、選挙のたびに「誰が出てるの?」みたいな状態で、当日にあわてて新聞やポスターとかで候補者やその人の政策等を確認してるような状態で、候補者の掲げる政策等をじっくり吟味する余裕はなかなかないのですが…。
さて、その投票前日に渋谷駅前を歩いていたら、「この後4時より宅八郎氏の演説がありまーす!」という運動員の声が聞こえてきました。
宅八郎氏は渋谷区長選に立候補されています。
「4時か…、だったらあと10分くらいだから、せっかくだから聞いていこうかな、生の宅八郎氏を見られる機会もそうないだろうし…。」という感じで、とりあえず待ってみることにしました。
それで、4時になりました。
そこで車から出てきたのは宅八郎氏、
ではなく…、
メイド服を着たアキバ系アイドルでした!
彼女が自己紹介をした後、
「それでは、歌を歌いま〜すっ!」
……。
彼女の歌を3曲ほど聞くことになるのでした。
最前列ではファン(ヲタ!?)と思われる皆様が盛り上がっておりました。
その一方で、呆然とその光景を見守るボクらがいました…。
なかなか見られない選挙運動だと思います!?
そんな光景が20分ほど続いた後、『きよたまらんど パート2』ということで、いよいよ宅八郎氏の登場です。
なんでもこの日の選挙運動は、きよたまらんどというそのアキバ系アイドルのイベントの一環として行なわれ!?彼女の歌はパート1だったようです…。
車から宅八郎氏が出てきました。
昔テレビに出ていられた頃に比べると、少しふっくらした感じでした。
以下、ざっとこんな感じです。
「公約は…、HPを見てください!」
(いや、それはそれでいいんだけど、ここでもしっかりしゃべらなきゃ。)
「渋谷を萌ぇる街にしたいです、イェイ!」
(「イェイ!」って、演説に合いの手?を入れて聴衆にリアクションを求める、そんな演説は初めて聞いたなぁ、ライヴじゃあるまいし…。)
「例えば渋谷区役所職員は、区民が訪問したら「お帰りなさいませ、ご主人様っ!」というような気持ちで応対することが大事。」
(これはメチャクチャなようで、なかなか上手いこと言ってる!?)
一通り演説された後、『八郎、八郎、宅八郎』というキャッチコピー!?を連呼してパート2は終了しました。
パート1より短い時間でした。
続いてパート3は、宅八郎氏の応援ということで、元アイドルでそのときに宅八郎氏と知り合って、現在はライターをされているという女性が出てきました。
なんでも今度本を出版されるということで、応援演説というよりはその本の宣伝トークが展開されました。
そしてその後、パート4としてメインイベント!?である黒川紀章氏の応援演説となるはずだったのですが、ご本人が遅刻されているとのことでイベント!?は一旦中断し、メイド服(一部セーラー服もいたかな、ってそんなことどうだっていい!?)を着た運動員!?の女の子達が一生懸命ビラを配っていました…。
さて、このような選挙活動を、メチャクチャだ、真面目にやれ、で片付けてしまうのは簡単なのですが、ちょっと考えさせられたような気がしたのです。
それはどういうことかというと、内容はともかくとしてインパクトは大きく、強い印象を残したものだったからです。
例えばある候補者がいて、どんなに立派な政策を掲げているとしても、とりあえずその政策を見てもらわなければ意味はない、そして投票してもらうためにもまず名前を覚えてもらわなければならない、そういう意味ではこの選挙運動は他の候補に比べて効果抜群だったと思うのです。
考えてみれば選挙運動って、公職選挙法による制約もあるのでしょうが、皆同じようなことをしています。
街頭演説なんか、大きな声を出すのは構わないのですが、誰に向かってしゃべってんの?みたいな感じ、しません?
だから、誰も聞いてないし。
選挙カーにいたっては、うるさいだけだし。
だから、その候補者の名前なんて、たぶん頭の中に入ってこないし。
ボク自身はビラや新聞、選挙公報に載った候補者の政策等から投票する候補者を判断することがほとんどで、少なくとも選挙カーから聴こえてくる内容や、街頭演説の内容から候補者を判断することはほとんどありません。
そう考えると、もし街頭演説をするんだったら、内容はともかくとりあえず聴衆に印象を残して名前を覚えてもらうことだけに狙いを絞った方が効率がよいような気がするのです。
そういう意味で、この宅八郎氏の選挙運動は成功だったのではないかと思うのです。
もちろん、誰もがこの宅八郎氏の方法を真似できるわけではありません。
しかし、選挙運動のやり方について考えてみることはいいことではないでしょうか。
他の候補者と同じような運動をしたって、たぶんあまり印象には残らないだろうし…。
宅八郎氏はご自身のキャラクターを生かしてこのような方法をとられたと思いますが、他の候補もいろいろな方法を試みてもいいような気がします。
政策で違いを出す前に、まず有権者にそこまで辿り着いてもらうにはどうすればいいか、ということです。
まぁ、あまり不真面目だと印象を悪くして逆効果ですが…。
実は、音楽でも似たようなことがありまして。
それは、どんなにいい曲を書いたとしても、どんなに上手く歌えるとしても、聴いてもらえなければ何の意味もない、ということです。
だから、聴いてもらえるためにはどうすればいいか考えなければならない、だから自分をどうプロモーションするか、自分をどう目立たせていかにして名前を覚えてもらうか考える、それはむしろいい曲を書くこと以上に重要だったりすることもある。
そのへんが実は選挙と似てるのかなぁ、なんて。
そんなことを考えてしまったのでした。
だからボクは『社会派blogも書けるミュージシャン』として、こんなblogを書いていたりするのです!?
ところで、考えてみたら選挙に出るといい宣伝になるよなぁ。
都知事選にも『路上演奏家』の方が立候補されていて、その方は結局落選して供託金200万円ほど失ってしまいましたが「マスコミ等で報道される宣伝効果を考えれば十分ペイしている。」みたいなことをおっしゃってたもんなぁ…。
そうだ、選挙に出よう!?
街頭演説という名の路上ライヴをしよう!
いつもと違う幅広い世代の方にKintaの歌を聴いてもらえる!!
…すいません、不謹慎なオチで。
※プロ野球の話については、5月7日に予定されている実行委員会の結果を見てから書きたいと思います。
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