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【中日新聞社説】安倍首相らの改憲論には憲法を統治の道具に変える発想あり 九条を変えると公権力に対する国民のブレーキの利き悪くなる
1 :春デブリφ ★ :2007/05/02(水) 10:58:55 ID:???0
★統治の道具ではなく 憲法60年に考える(中)
安倍晋三首相らの改憲論には、憲法を統治の道具に変える発想があります。九条論議に
目を奪われていると、公権力を縛る本来の理念を見失いがちです。
(中略)
早く憲法を変えたい首相の思いはさまざまな形で伝わってきますが、新たな憲法像が
具体的に本人の口から語られることはありません。
それでも安倍カラーを出そうと次々繰り出す首相指示、政策、法案などから憲法観や
国家像が透けて見えます。国民を支配し統治する道具としての憲法であり、正義や真理
を所与のものとして国民に教え、ときには押しつける国家、社会です。
(中略)
この六十余年間、一人として軍事力で殺したことも殺されたこともない実績を、政府の
行動を制約している憲法の性格と第九条の効果として尊重するか、憲法を現実と合致させて
「戦争のできる国」になるか。日本は岐路に立っています。
その九条を変え、憲法の位置づけも逆転させると、公権力に対する国民によるブレーキ
の利きは悪くなります。かつてブレーキのないクルマに何十万、何百万の若者が乗せられて
戦場に送り出されたことに思いをはせながら「美しい国へ」を再読すると、これまでとは
違った理解になるかもしれません。
安倍首相には、改憲を策して果たせなかった祖父、岸信介への思い入れがあります。本音
を抑えソフト路線で出発したのに支持率が低下したことから、最近は「それなら思う通りに」
という、いわゆる開き直りも感じられます。ですから、国民投票法が成立すれば、小休止中の
改憲論議も活発化するとみられます。
(中略)
支配され、死を迫られた側の憲法観と、統治、支配する側の憲法観、国民は選択を迫られます。
■ソース(中日新聞)(中略部分はソースで)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2007050202013113.html
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