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http://news.livedoor.com/article/detail/3142902/
働く高齢者が増える中、一方的な雇い止めを通告された70歳代の労働者2人が労組を結成し解雇を撤回させた。団塊の世代の大量退職で、定年後も働き続ける人はさらに増大するとみられるが、2人の活動は“シルバー労組”の成功例と注目されている。2人は1日のメーデーにも元気に参加した。
解雇撤回を勝ち取ったのは東京都墨田区の伴好之さん(72)と津川和雄さん(70)。2人は、03年2、3月から同区の社会福祉会館で設備管理の仕事に就いた。勤務は午後5時から同9時半までの4時間半で、窓口業務や巡回などを担当していた。
区から仕事を請け負っている業者から突然雇い止めの通知が送られてきたのは今年2月。理由などは明記されておらず2人は「紙切れ一枚でくびにされるのは許せない」と、区議や個人加盟の「全国一般東京東部労働組合」に相談、同労組に加入し、支部を結成した。
津川さんは、年金約20万円と仕事での約10万円の収入で生活していた。家のローンがあり、子供もまだ大学生で、仕事がなくなれば生活が成り立たない。ハローワークで新たな仕事も探したが、300件の紹介で面接が可能なのは3件だけだった。一方、伴さんは、自営業をしていたが、年金が少なく生活を支えるために社会福祉会館に勤務していた。2人は「いくつだろうと、まじめに誇りを持って働いていた。一方的な解雇は許せず、労組が力になった」と話す。
結成後、会社側と団体交渉し、解雇は撤回され、健康診断を受けた上で仕事を続けることになった。2人の活動は同労組のブログでも紹介され、「祖父、祖母の世代の活躍にびっくり。年齢、人種、性別を超え連帯できるのが労組の良い所だ」(若年労働者)などの反響があった。同労組の石川源嗣副委員長は「高齢者を雇う側はどうしても『雇ってやっている』という意識があり、2人のようなトラブルや無権利状態で働く人は増えていると思う。いくつであろうが働く者の権利に変わりはなく、支援したい」と話している。
【東海林智】
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