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(回答先: NHKスペシャル「新憲法誕生」を視聴して(醍醐聡のブログ) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 30 日 17:21:07)
私もこの番組を見ました。
当時、日本では、国民主権、基本的人権といった自由と民主主義の概念がまだ希薄だったでしょう。
政府は特にそうだったと思われます。
日本国民はと言えば、戦後の食糧難の中で、憲法のこと、政治のことまで考えている余裕はなかったでしょう。
そのような中で、自由と民主主義を憲法に盛り込むためには、ある程度の「押し付け」は必要悪だったのではないかと思いました。
大事なのは、憲法が新しいか古いかでもなければ、押し付けられたのかそうでないのかでもありません。
いかに、国民が幸せに暮らせるよう、国民の基本的人権、生存権などを保障し、権力者の横暴を押さえつけるものになっているか、という、内容こそが重要です。
憲法改正で国民が今より幸せになるならいいです。
しかし、安倍の改憲では幸せになるのは政府だけ。
安倍の国民に対する押し付け憲法など、まっぴらゴメンです。
追記:「自由と民主主義」という言葉を戦争正当化のために用いるのが現在のアメリカのやり方であり、それをいいとは思いません。しかし、1940 年代当時のアメリカ(朝鮮戦争前)は、自由と民主主義を、戦争の放棄と結びつけて日本に「押し付け」てきていたわけであり、少なくとも憲法の文言上は、かなり本物の「自由と民主主義」を追求したものにもなっていたのです。それを戦後60年間で生かしきれなかったこと、それどころか、政府・自民党による「逆コース」を許してきてしまったということは、日本国民・政府の責任です。朝鮮戦争・冷戦の中で、アメリカが、憲法九条の形骸化を働きかけてきたという事実はありますが、それを撥ね退ける責務が日本にはあった。
それを怠っていたことを反省することこそ、今の日本に求められていることだと思います。
それなのに、安倍は、アメリカ追従を続けておきながら、アメリカの押し付け憲法を改正する、などと言う。
正確には、平和志向の当時のアメリカの押し付けを拒否し、戦争志向の今のアメリカの押し付けを受け入れるというのが安倍の改憲の本質です。
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