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関係者から見て「事実誤認」「明白な嘘」で構成されたマスコミ報道がなされ、当事者が報道被害を受けることが明確なとき、状況が許す範囲で「内部告発」的に反論することは許されないのか。
毎日新聞が「19カ所でたらい回し」「重態の妊婦を放置して仮眠」と報じた大淀病院事件では、事実関係が報道と大幅に異なるらしいことが関係者からと見られる投稿で判明し、その後の流れに強い影響を与えました。
関連投稿
報道されている内容とは大幅に食い違う内部情報。大淀病院の院長は産科医を「後ろから撃つ」
http://www.asyura2.com/0601/health12/msg/292.html
投稿者 どっちだ 日時 2006 年 10 月 19 日 20:04:36: Neh0eMBXBwlZk
この事件では、カルテと看護記録のコピーが記者会見の場で配布されており、その範囲は公開された情報であると見なせると思います。投稿の内容もカルテコピーの範囲を超えて患者情報を明らかにするものではありませんでした。
知る権利や反論権を「守秘義務」「個人情報保護」を盾に封殺しようとする動きを「市民運動」を僭称する方々が行うことには、危うさを感じざるを得ません。
----天漢日乗 から転載--------------------------------------------
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/04/45_a4c9.html
2007-04-29
「マスコミたらい回し」とは? (その45) ネットにカルテ流出ってホント?読売新聞は奈良県の産科を完全に崩壊させ、近畿の「産科ドミノ倒し」を推進するつもりか→追記あり
極めてまれで、不幸な転帰をたどった大淀病院産婦死亡事例のカルテがネットに流出、と今朝読売が報じた。
このカルテはマスコミが持っている資料と同じもので、ニュース映像としても使用されてきたものだ。
ネットに流出なのではなく、
コピーがあちこちに出回っている
というのが真相に近いと思うのだが、読売の記事では
関係者が勝手に流した
ことになっている。
わたしが拙blogで引用したのは、当該記事でもその都度断っているように、直接見ることができない医師専用掲示板からのコピペであり、今回の報道で
掲示板に引用されたカルテが本物だった
ということがわかった。ちなみに、この件に関する医師達の議論は基本的に
症例研究
の立場であり、果たして大淀病院の処置が正しかったのか否かを真面目に検討しているのが本筋である。一部報道では、掲示板の書き込みに散見される
ノイズ
の部分を針小棒大に報じているが、それは言いがかりに近い。
読売より。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070429i401.htm
転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、高崎実香さん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、高崎さんの診療経過など極めて詳細な個人情報がインターネット上に流出していることがわかった。
情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、同じ内容が、医師や弁護士など、かなりの数のブログに転載されている。
遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく対処を町に要請した。遺族は条例違反(秘密漏示)などでの刑事告訴も検討している。
書き込みは、昨年10月に問題が報道された翌日から始まった。仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、8月7日に入院して意識不明になるまでの身体状況や検査値、会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容を複数回に分けて克明に書き込んでいた。
この中には、入院前の記録など、当時、遺族が入手していなかった内容や、医師の勤務状況など病院関係者しか知らない内容も含まれていた。
石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。許しがたい」と批判している。
遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、診察室で何も言えない」と話している。
大淀病院の横沢一二三事務局長は「高崎さんが入院した日に病院にいた職員を対象に聞き取りをした。全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。掲示板の運営事業者への照会などは思いつかなかった。再度検討する」と話している。
(2007年4月29日3時6分 読売新聞)
最初に断っておくが、わたしはご遺族については、実にお気の毒だと思っている。子どもを持つ喜びが、その母の死亡という悲しい事実と一緒になってしまった。感情を持って行く場所がない。そうした状況は理解できる。
従ってこの事例については、一貫して
報道側の問題
を主張してきた。
報道側の態度でもっともおかしかったのは
看護記録を前面に押し出して、カルテの分析をせず、出産中の脳内出血という極めてまれでかつ残念ながら予後の大変によくない(最良でも植物状態)病態を、あたかも「手を尽くしていれば死なずに済んだ」と感情的に煽った点
である。看護記録もカルテも、取材する側は持っており、当初の報道では看護記録の記述のアップが映像資料として多用されていた。
ご遺族が
最善を尽くされていれば、助かった
と主張するのと、マスコミが
助かったはずだ
というのは、まったく立場が異なる。
報道機関に求められるのは、
医学的事実に対する冷静な判断
の筈だ。
カルテ開示の後、そのカルテのコピーがどこに出回ったのか、わたしは現物をみたことがないので知らない。
少なくともマスコミには渡っている。おそらくどういうルートか分からないが、マスコミ以外にも多数のコピーが出回っているのではないか。
もう一つ、この件で不思議なのは
遺族が訴訟を準備していると発表したのと同時に「カルテ流出」と読売が報じ、他社が追随している点
である。
テレ朝の報道が扇情的だと、指摘されている。
*ベタ基礎一体打ち の、 山崎土建 です* 詳細な診療情報がネットに流出 2007/4/29(日) 午後 5:55
http://blogs.yahoo.co.jp/yamado2005emata2000/46581226.html
どうもマスコミは
医師側を悪者にしたいだけ
なのではないか。
大淀病院産婦死亡事例では、結果的に大淀病院の産科は新年度から診療を休止し、奈良県南部の産科は絶滅したと言っていい。
こうした叫びがあっても、尚、マスコミは
医師がカルテを勝手に持ち出した
と主張するのか。そんなに
産科から医師を駆逐したい
のだろうか。
産科医絶滅史33巻〜看護師内診NONO元法務大臣〜スレッドより。
368 :卵の名無しさん :2007/04/29(日) 12:23:22 ID:OOiof9sN0
もうすでに奈良県南部の医療は焼け野原と化している。
おれ、大阪勤務だけど、当直の度に大和高田や吉野の救急隊から
搬送受け入れ要請がある。あんまり哀れなんで、たまに
「いーよ。」って言うけど、救急隊員いわく「もう奈良の南には
病院はありません。」だってよ。
産科だけではなく、奈良県南部の医療はすべての診療科において、厳しい状況に置かれている。
報道は、
何を取り上げるか
という方向を見誤っているのではないか。今必要なのは
これ以上、地方医療を崩壊させない方向でのバックアップ
であって、
医師をバッシングする一方的な報道
ではないだろう。それとも
自分たちの保険でかかれる医療機関があるから、一般庶民がかかる病院がいくつ潰れてもかまわない
のか?
カルテ流出を言うならば
そのコピーがどうやって流出したのか
を検証してほしい。少なくとも
記者会見資料と違うものが流出しているのか
どうかは、はっきりさせてほしいものだ。
そして、読売新聞は、この報道によって
奈良県内の他の地域の産科医も立ち去る危険がある
ことを認識してほしい。なぜなら読売新聞が非難している「病院関係者しか知らない内容」の出所は
奈良県内の中心的な産科関係者の可能性がある
からだ。もし、このまま
魔女狩り
が続くようなら、奈良県内からほとんどの産科医は撤退するだろう。その結果、泣くことになるのは、奈良県民であり、「お産難民」が押し寄せてドミノ倒しとなり、閉鎖される近隣自治体の産科であり、その結果増大する近畿の「お産難民」である。今回の読売の報道は
近畿圈全体の産科崩壊を決定的にする可能性がある
ことを指摘しておく。つまり
読売の報道が引き金になって、近畿圏では母子の周産期死亡率が上昇する危険が高くなる
のだ。
続き。(20:32)
今回の読売の報道に対する医師側の反応。
Dr.I先生の「健康、病気なし、医者いらず」より。
医師の秘密漏示
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-date-20070429.html
Sky Team先生の「東京日和@元勤務医の日々 」より。
マスコミに反省を求む:たらい回し事件
http://blog.m3.com/TL/20070429/1
「ある町医者」先生の「ある町医者の診療日記」より。
大淀病院事件>ネット言論の圧殺
http://blog.hashimoto-clinic.jp/200704/article_9.html
がみ先生の「ポンコツ研究日記〜悩める産婦人科医のブログ〜」より。
ネットに流された情報の真実
http://ameblo.jp/y-gami/entry-10032114896.html
(追記 4/30 11:00)
Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」より。
2007-04-30 真実はどこに
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070430
2007-04-29 media, medicine, moral, web, マスコミ批評 | 固定リンク
コメント
こんにちは:産科医療が壊滅したのは「佐賀県の面積に等しい奈良県の60%を占める南部」だけではありません。大淀病院のあおりを受け、新宮市立医療センターも奈良医大からの派遣医が引き揚げられ廃止です。奈良県、三重県、和歌山県にまたがる紀伊半島南部の産科が壊滅しかかっています。
投稿 tera2005 | 2007-04-30 14:22
カルテは家族がマスコミに公開→マスコミが医師に内容に対する意見を聞いた→そこから広まった、と言う可能性が高いと思います。理由、1)8月に死亡して家族が病院に抗議?に来て、病院は弁護士を立てている、そのカルテは誰もが見える状態で置かれるとは思えない、2)m3掲示板への投稿はカルテの記載通りに、副院長・産科部長のM医師に対する表現をなど(実際、主治医は奈良医大から週1回だけ来る助手だった)1人の医師を3通りに書いている→2日後訂正した、3)病院の産科当直体制を理解していず(M医師が金曜から水曜の朝まで連続して対応しているのに)間違って記載している→同様に後日、訂正している、などから解ります。私はインターネットの検索を使い、上記の内容をすぐに把握できました、大淀病院に勤務している者ならば、こういう間違いはしないでしょう。私が大淀病院に直接電話して確かめた際には「産婦人科の常勤は3人です」と嘘を言いました。病院の体質も問題があるのでしょうね。
投稿 tera2005 | 2007-04-30 15:37
----ここまで------------------------------------------------
以下、関連したブログから転載しておきます。
---新小児科医のつぶやき から転載-----------------------------------------------
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070430
2007-04-30 真実はどこに
あえて2007年4月29日付毎日新聞より引用
診療情報流出:19病院で転送断られた妊婦遺族が告訴へ
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さん(当時32歳)=同県五條市=が、県内外の19病院で転送を断られた末に搬送先の病院で出産後に死亡した問題で、高崎さんの診療情報がインターネット上に流出していたことが分かった。遺族は被疑者不詳のまま町個人情報保護条例違反容疑で、5月にも県警に告訴する。
流出したのは、高崎さんの看護記録や意識を失った時刻、医師と遺族のやりとりなど。ネット上の医師専用の掲示板に書き込まれ、多数のブログなどに転載された。この掲示板は登録者数10万人以上で、問題が報道された昨年10月から書き込みが始まった。
遺族は「医師専用掲示板には患者の中傷があふれている。診療情報の流出は自分たちだけの問題ではないと思い、告訴に踏み切ることを決めた」と話している。
【中村敦茂】
奈良事件の是非とか詳細とかは語りつくされているので記事内容の問題について考えます。焦点はただ一つ
どこからカルテ情報が流出したか
これだけです。カルテ情報は医療情報であり、個人情報保護法が出来る遥か前から情報の流出は厳重に管理されています。これは医師にとって常識の話であり、この常識を知らない医師はいません。カルテ情報の保護の規律は厳しく、しばしば医師のブログで失敗される方に、読者の興味を引くエピソードを書こうとする余り、実話の描写が詳しくなりすぎて、個人が特定できそうになり問題になります。
詳しいと言ってもブログには医師の個人名も、勤務先病院も、患者の名前も一切書かれていません。しかしブログも長く続くと、書いている医師は○○病院勤務であろう、となると△△科の××医師であろう、であればエピソードに取り上げられているのは患者の**に違いない程度でも医療情報保護の観点から宜しくないとされています。
ですから奈良事件で流出したカルテ情報も、医師個人が勝手に漏洩したのであればこれは許されざる問題です。医師個人があの時の報道の偏向に義憤を感じて漏洩させたのであれば、医師として感情は理解できますが、医師の倫理として完全に一線を越えたものになり批判を超えて完全に犯罪行為です。
奈良事件は私も取り上げたから覚えていますが、カルテ情報は医師が独断で漏洩したものではなかったはずです。流出経路の大元は遺族が記者会見でマスコミに資料として配布したとされています。当時は情報が錯綜していまして、配布したのが病院側という話もありましたが、病院が家族に無断でカルテを公表する事はありえません。病院が記者会見で配布したのであれば、家族の事前の了解がなければ不可能です。
カルテのコピーについての当時の記録というか記憶について天漢日乗: 「マスコミたらい回し」とは? (その45) ネットにカルテ流出ってホント?読売新聞は奈良県の産科を完全に崩壊させ、近畿の「産科ドミノ倒し」を推進するつもりかにこうあります。
報道側の態度でもっともおかしかったのは
看護記録を全面に押し出して、カルテの分析をせず、出産中の脳内出血という極めてまれでかつ残念ながら予後の大変によくない(最良でも植物状態)病態を、あたかも「手を尽くしていれば死なずに済んだ」と感情的に煽った点
である。看護記録もカルテも、取材する側は持っており、当初の報道では看護記録の記述のアップが映像資料として多用されていた。
私は当時のテレビ報道は見ていないので知りませんが、天漢日乗氏は実際にテレビ報道でカルテのコピーを見たと証言されています。こんな事に天漢日乗氏が嘘をついても始まりませんので、この事から報道機関はカルテのコピーを入手していた事がわかります。カルテのコピーは上述の通り家族の了承無しに何人も公表できませんから、家族は報道機関にカルテのコピーを資料として渡していた事はまず間違いないと言えます。
次の問題はカルテのコピーをどれだけの範囲にどういう条件で配布したかです。たとえば家族が死因を分析するために医師や弁護士にコピーを渡し、分析を依頼された医師や弁護士が漏出させたのであればこれは犯罪です。また取材に訪れた記者に事件性の有無を新聞社の力で行なってくれるように依頼し、新聞社から分析を依頼された医師や弁護士が漏出させたのであっても犯罪です。どちらのケースも前提として他人には見せない事が条件であるからです。
ところが情報通り、記者会見で資料として配布されたのであれば公開情報です。公開情報であれば、その資料を基にどんな報道がなされようが、どんな分析、論議がなされても自由です。公開された瞬間に保護の鍵が外され、誰でも接触できる自由な情報に変わったからです。もちろん誹謗中傷は許されませんが、一定の根拠に基づけば様々な分析が可能となっているはずです。
この告訴記事でもし家族側の主張として正当性があるとすれば、カルテのコピーの配布時に、配布された報道機関以外へのコピー配布を許可しない事を条件とした時です。コピーに通し番号をつけての限定配布みたいな形式で、そうしておいてカルテ情報に基づいて報道できるのは、家族の配布許可を受けた報道機関でのみしか許されない条件です。
自分で書いても妙な感じがするのですが、そんな形式の報道が許されるのでしょうか。類似の例が無いとは言えません。たとえば政治家などの生前の極秘の手記の公開などではそういう形式が取られる事があります。それが今回であれば複数以上の有力メディアにのみ許可されていたと考えれば、理屈は通らないでもありません。かなり無理がある解釈ですが、前例はあると言えなくはありません。
そうであればその事を家族及び弁護士は全面的に主張し証明する必要があります。カルテのコピー配布は認められた報道機関にのみ許可されたものであり、二次配布は認めない契約であったとです。そういう報道協定をコピー配布時に結んでいたから、ネットへの流出は違法行為であると。
そういう報道協定が可能かどうかの法律論は専門家の意見を聞きたいところですが、報道協定があったとしても、あくまでも協定ですから協定の存在を公表する必要があると考えます。カルテのコピーが存在する事はテレビ報道までなされているのですから、この事件に興味がある人間はすべて知っています。その時に私の知る限り、カルテのコピーがそういう報道協定の元に配布された事を、記事なり、テレビ報道で見た事も聞いた事がありません。
もっと言えば今回の告訴記事でもそんな事は一言一句書かれていません。報道協定の存在を知らなければ、記者会見で資料として配布されたコピーは誰でも自由に読めるものと考えるのが自然です。それともメディアの慣習として、記者会見時に資料として配布されたものは、配布された報道機関のみの独占資料であり、その資料を読めるのは配布されたメディアにのみしか許されないのが常識なんでしょうか。
そういう常識があるのならそれも主張すべしでしょう。それが報道の常識であり、ルールであると。そんなルールを無知な我々一般人は知らないのですから、今回が良い機会ですから大いに報道して啓蒙すべきじゃないでしょうか。そうしないとこのネット社会ですから、そういう情報は今回に限らず流出します。
最後にもう一度まとめますが、告訴までするのなら、
* カルテのコピー配布時に報道協定が結ばれていた
* 報道の慣習として独占資料である
このいずれかが証明されないと理解が不能です。またこのいずれかまたは両方があったとしても、
* 報道協定の存在は全く周知されていない
* 報道の慣習は一般化されていない
この件に関する正しい解釈のしかたを誰か教えてください。私にはこれ以上わかりません。
[コメント]
iori3 『Yosyan先生、引用ありがとうございます。
問題の映像は残ってますが、念のためweb魚拓を取りました。元のリンクと魚拓リンクを張っておきます。11/2に放映されたMBSのニュースです。
http://www.mbs.jp/voice/special/200611/02_5477.shtml
http://megalodon.jp/?url=http://www.mbs.jp/voice/special/200611/02_5477.shtml&date=20070430104948
カルテの映像
http://www.mbs.jp/voice/special/200611/images/20061106_1-3.jpg
http://megalodon.jp/?url=http://www.mbs.jp/voice/special/200611/images/20061106_1-3.jpg&date=20070430105352
ご確認いただければと思います。』
座位 『
1 遺族側が入手してマスコミに公開したとされる情報が、操作的なものであった時に、診療担当者側及び病院側の反論は、個人情報保護の観点からどのような制限がされるのか?(いわゆる 反論権)
2 この反論を、病院関係者が事実に基づいて第三者に行った時、罰せられるのか?( 加罰的違法性)
3 個人情報保護法によって守られるべき個人のプライバシーは、法廷外で、反論を含めた論議をすることによる社会的価値よりも、どの程度まで優先されるのだろうか?( 個別的医療事故の検討の是非)
医療事故として周知されている件に関して、その事故が医療過誤なのか、偶発症なのか、何かの誤解なのかを、ネット等で論議する時に、論議の前提となる情報が、患者側が公開した資料(とマスコミが取材で公開した資料、捜査当局等資料)に限定され、それ以外は違法ということになれば、医療事故の社会的論議はするなということに等しいです。
個人情報保護を盾にして、医療紛争の一方側のみ、情報をマスコミに流せるというのは、どう考えても不公平でしょう。』
暇人28号 『
すでに、ご遺族自身でコピーをしてマスコミに配布し、なおかつそれが新聞・テレビでそのコピーが放送されたのなら、これはすでに個人情報云々を議論するものではないでしょう。「このコピーを使って国民的議論をしてよ」って遺族の意思表示と受け取られても致し方ないかと。
何をいまさら個人情報流出なんて叫ぶんでしょうか?それが嫌なら、マスコミにコピーを配らなければ良かったのに。
自分の見方についてくれそうな人ならOK、不利になりそうならNGでは話になりません。
「真実を知りたい」という言葉が虚しく聞こえてきます。』
のり 『http://www.youtube.com/watch?v=JYVuAXVcYkA
ここにも看護記録が映っています。5分25秒あたり11/24KTVのニュースのようです』
お弟子 『読売新聞の報道では「石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく”対処を町に要請”した。 遺族は”条例”違反(秘密漏示)などでの刑事告訴も”検討”している。」となっていますね。
とりあえず大淀町の個人情報保護条例はこちら http://www.town.oyodo.nara.jp/reiki/reiki_honbun/ak43705091.html このうち争点はこのあたりでしょうか。(いやぁ、ネット時代になって条例も検索できるのは便利だ)
第1条 この条例は(中略)町政の適正な運営を確保しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。
第6条4 実施機関は、個人情報を保有するに当たっては、本人から直接取得しなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
(1) 本人の同意があるとき又は本人に提供するとき。
(3) 出版、報道等により公にされているとき。
(7) 前各号に掲げる場合のほか、実施機関が適正な行政執行のために必要があると認める場合であって、本人以外の者から取得することに相当の理由があると認められるとき。第8条 実施機関は、利用目的以外の目的のために保有個人情報を当該実施機関の内部において利用(以下「目的外利用」という。)をし、又は当該実施機関以外のものに提供(以下「外部提供」という。)をしてはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
(1) 本人の同意があるとき又は本人に提供するとき。
(3) 出版、報道等により公にされているとき。
(7) 前各号に掲げるもののほか、実施機関が公益上特に必要があると認められるとき。
第10条 実施機関は、保有個人情報の漏えい、滅失又はき損の防止その他の保有個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
第46条 実施機関は、当該実施機関が行う個人情報の取扱いに関する苦情の申出があったときには、適切かつ迅速な処理に努めなければならない。
第50 条 実施機関の職員若しくは職員であった者又は第10条第2項の受託業務に従事している者若しくは従事していた者が、正当な理由がないのに、個人の秘密に属する事項が記録された第2条第4号アに係る個人情報ファイル(その全部又は一部を複製し、又は加工したものを含む。)を提供したときは、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
第52条 実施機関の職員がその職権を濫用して、専らその職務の用以外の用に供する目的で個人の秘密に属する事項が記録された文書、図画又は電磁的記録等を収集したときは、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
こういう穿った見方はまだなかったかな。
署名記事の内容について記者がネットなどで文責を問われた → とりあえず言い訳の座談会を開いた → 報道の自由や今後の取材への影響があるので本当は触れたくなかったが、ネットでの反応がよろしくないので”個人情報保護”を錦の御旗にまた攻撃にうつった。
ただ今回はどうも読売が先陣をきったらしいのでちょっとこの論は無理筋かも。』
Yosyan 『座位様
医療問題で家族がカルテのコピーを入手するのは権利です。入手したコピーを分析して医療側の失策を糾弾するのもまた権利です。コピーの使用権は遺族にあるとしておかしくありません。
これがカルテを基にして訴訟を起したなら、法廷で医療側の問題点を幾ら述べても構いません。医療側もそれに対し自由に反論を行なえますし、反論の根拠としてカルテを引用しても全く問題がありません。
今回は法廷外でこれを行なった時の問題点が浮き彫りになったと考えています。遺族がコピーを根拠にするのはもちろん許されます。ところが病院がそれに対し反論する時に、医療情報保護で一切カルテに準拠した反論が行なえないとなれば、御指摘の通り言われっ放しになります。
報道機関に対してもそうで、報道機関にのみ情報としてカルテを提供し、カルテに基づいて病院攻撃がなされ、反論しようとすればカルテは医療情報であるから使えないとは一方的な袋叩きです。片言隻句をとらえて針小棒大に事実を歪曲して報道しても、病院側が言えるのは「事実と異なる」だけです。どう事実と異なるの根拠を提示するのを禁止してしまうからです。
こういう関係は公序良俗に照らしても正常とは思えません。報道機関は取材源の秘匿が権利としてあります。これは秘匿する権利であって、秘匿した情報を探し出す事はなんの問題もありません。秘匿しても良いだけで探し出すのは禁止されていません。
法律上のことは専門家の意見を待ちたいところですが、少なくともマスコミが記事にした情報源は「公開されている」と解釈すべきではないでしょうか。マスコミが見せたくないのは自由ですが、見せたくないものが見られたら犯罪であるは解釈に無理があると考えています。
こんな告訴がまかり通るのであれば、御指摘の通り医療問題は一切医療側が反論をしてはならない事になります。考えようによっては「そうしたい」と心から願っている報道機関がたくさんあって後押ししているとも考えられます。』
Hekichin 『あと気になるのはソネットエムスリーの対応ですね〜簡単に書き込みした人の情報提供するようなら、登録している医師は総撤退でしょう。会社が飛びますけどいんでしょうかね。書き込みした医師を守らなければあの掲示板システムは簡単に崩壊してしまうでしょう。』
Yosyan 『Hekichin様
崩壊した方が望ましいと考えているマスコミがきっと多いと思いますし、情報を提供しなかったら、全マスコミを挙げて非難のキャンペインを行なうような悪寒がします。』
お弟子 『m3にとって以前の給料アンケート事件でどれだけ懲りているかの試金石かな、とも思いましたが、報道陣には黙ってコソッと掲示板を読む権利与え、医師だけが書き込めるから「医師専用掲示板」である、という論理をはりかねんな>m3』
するっと するっと 『個人情報の自己情報コントロール権は、その個人の権利といのが最近のプライバシーに関する考え。
配布ではなく引用にとどめておけば良かったのに。』
のり 『その「自己情報コントロール権」が他者を害する可能性がある場合どうするべきか。今回の件を告訴するのならそれはそれでいいけど、どうするのが正当なのか法的にはっきりしてもらいたいものです。』
都内病院勤務医 『一点だけ。
Yosyanさま:
> 新聞社から分析を依頼された医師や弁護士が漏出させたのであっても
> 犯罪です。どちらのケースも前提として他人には見せない事が条件で
> あるからです。
これ、犯罪と言い切れるか疑問です。医師の守秘義務は刑法上では
「業務上知りえた秘密」となっています。テレビ局や新聞社とコン
サルタント契約を結んでいる医師であればカルテを見せられてコメ
ントする行為は業務と言えるから犯罪となるかもしれません。でも、
知人の新聞記者からコピーを見せられて私的にコメントした(もち
ろん報酬はもらっていない)というケースで犯罪となるのか。今回
の事件では、正式にマスコミから依頼されたような医師ではなく、
そういった私的なルートでコメントを求められたところから情報が
流出した可能性が強いのではないかと考えています。』
Yosyan 『都内病院勤務医様
私の書き方が拙く誤解を招き申し訳ありません。エントリーで書いた趣旨は新聞社が正式に分析を依頼したという場合と御理解ください。もちろん分析料と言うかコメント料つきでです。記者が私的に知り合いに分析を頼み、報酬も無い場合はどうなるかは微妙な点を多々含むかと思います。』
----ここまで--------------------------------------------------------------------
----東京日和@元勤務医の日々 から転載-------------------------------------------
http://blog.m3.com/TL/20070429/1
マスコミに反省を求む:たらい回し事件
SkyTeam / 2007.04.29 08:47 / 推薦数 : 16
最初にお断りするのは、なくなられた患者さんのご遺族へ非難を行うのが目的じゃありません。くれぐれもお間違えのなきように。ご遺族の方にとって、今回の出来事は、本当にご不幸な出来事でした。しかも、報道各社の被害者だと思います。病院側から情報をきちんと提供されないで、真実を知りたいという気持ちが結局、マスコミの取材や報道の嵐に巻き込まれてしまったのですから。
今回の実態としては、マスコミによって恣意的に「たらいまわし」とか「6時間放置」表現され、一方的に医師叩きをしたマスコミにる情報操作&誤報によるものだと思いますが、今回の場合、医療サイドも悪いということは確かですね(病院側や医師サイドからきちんとした反論もせずに口をつぐんだのはマスコミ側の勘違い報道をたくさん生みました)。ところで、マスコミ各社はどうやって患者さんの看護記録を入手したんでしたっけ?(それって情報流出そのものじゃん!)
病院の幹部が騒ぎになるのを恐れ、情報統制を行ったことは、結局マイナスになりました(メディア側に十分な検証を行う時間もなく、病院サイドに不利なことばかり報道されました)。人の口に戸は立てられぬ、患者さんから情報を握ったマスコミが、冷静さを失ったかのように、「放置」だとか「たらい回し」だと騒いだのはいた仕方ないのです。病院が情報を隠匿したのがそもそも悪いのであり、ひたすら患者さんサイドからの情報を片手に実態をゆがめた報道したのを訂正することもなく、だんまりを続けたことも自体を悪化させました。マスコミ各社も医療従事者が勝手に流したように報道するのはいただけません。
患者さんがどうして亡くなったか、そういうのを知りたいのは患者さんのご遺族だけでなく、一般世間(我々医師を含めて)も知りたい。そして、マスコミの「魔女狩り報道」で風評被害のような形で、「引き受けを断った他の病院まで訴えるべき」みたいなセンセーショナルな報道のしっぺ返しだと思いませんか?
ありていに言えば、患者さんサイドからしか物事をみないで報道して、結局、現場の医師は何もしてくれなかったと嘘をついたマスコミ(精度の悪い情報操作) に医療者サイドが反論の場として2ちゃんねるなどを用いた方法として悪いのは確かですが。「魔女狩り報道」の反省には立脚しない、こういうニュースは何となく生産的じゃないですね。なんで起きたのか病院側もマスコミサイドもよく考え直してほしいものです。報道する自由も確かに大切ですが、病院側がすべて悪いように報道すれば、反作用として影響が出ます。魔女狩り報道について御社を含め反省してますか?原点である「真実」へのアプローチの方法が、患者さん側からの情報のみの正確さをかけた魔女狩り報道で、信頼性を著しく落としたのは病院だけでなく、マスコミ各社の方だと思います(脱税もしていますし、彼らの報道姿勢って公共のためになっているのか?本当に怪しい限りです)。
奈良・妊婦死亡の診療情報がネット流出
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070429p101.htm
◇医師?掲示板に書き込み
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、高崎実香さん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、19病院に受け入れを断られたあと転院先で死亡した問題で、高崎さんの診療経過など極めて詳細な個人情報がネット上に流出していることがわかった。遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。情報は医師専用の掲示板に関係者らしい人物が書き込み、複数のブログに転載されている。石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく対処を町に要請。遺族は条例違反(秘密漏示)などでの刑事告訴も検討している。
医師専用掲示板への書き込みは、昨年10月に問題が報道された翌日から始まった。仮名で「ソースが確実なきょう聞いた話」「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、8月7日に入院して意識不明になるまでの身体状況や検査値、会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容を複数回に分けて克明に書き込んでいた。この中には、入院前の記録など当時、遺族が入手していなかった内容や、当日の医師の勤務状況など病院関係者しか知らない内容も含まれていた。
この掲示板では「一連の報道は、患者側からの意見しか反映されていない」などと、医師の責任を否定する意見が多く書き込まれていた。情報発信者が「転載して結構です」としたため、同じ内容が医師や弁護士など、かなりの数の公開ブログに転載された。
石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。病院側は、遺族が詳しい説明を求めたのに応じていない。その一方で、病院関係者と見られる人物が情報を“だだ漏れ”にしており、許しがたい」と批判している。
遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、診察室で何も言えない」と話している。
業務上知り得た人の秘密を正当な理由なく漏らした場合、医師、助産師、薬剤師は刑法の秘密漏示罪にあたり、6月以下の懲役または10万円以下の罰金。看護師など他の国家資格者も関係の法律に罰則がある。他の職種でも、町立病院なら個人情報保護条例と地方公務員法の違反で罰則がある。
大淀病院の横沢一二三事務局長は「高崎さんが入院した日に病院にいた職員を対象に聞き取りをした。全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。掲示板の運営事業者への照会などは思いつかなかった。再度検討する」と話している。
(2007年4月29日 読売新聞)
国税局が読売東京本社の申告漏れ指摘、1億7500万追徴
読売新聞東京本社とグループ本社は28日、東京国税局から2006年3月期までの5年間で計約4億7900万円の法人所得の申告漏れがあったとの指摘を受けた。
このうち輪転機の除却手続きの誤りなどを巡る約1億8600万円が重加算税の対象とされた。全体の追徴税額は約1億7500万円。東京本社は所有する輪転機の一部を更新したが、廃棄する予定で保管中の輪転機を、社内連絡のミスで、すでに廃棄したものとして除却損を計上するなどしていた。
読売新聞東京本社広報部の話「国税当局からの指摘に従い、全額納付します。今後とも適正な税務申告に努めます」
コメント一覧
それでは、マスコミの行った虚偽の情報操作は刑法に触れないのですか?刑事罰として医師を逮捕するなら、刑事事件ですから事件の内容は真実に基づいて報道しても良いと思います。マスコミがやらないなら、正義の人がやるしかありません。もし、それが許されないなら、医療に関する報道は一切控えるべきです。すべて守秘義務違反になると思われます。
written by Atsullow-s caffee / 2007.04.29 10:19
結局、虚偽の情報が広がったから刑事告発したいわけではなく、
詳細な真実が漏れたから告発するというのですよね。
つまり、マスコミを使って情報操作してましたよって
自己申告しているようなものですね。
医療事故は決して患者側だけが当事者ではないと思います。
患者側に都合のいい情報を脚色をつけて広げておいて、
都合の悪い情報は個人情報保護法ですか。
これは医師側もマスコミも含めて逆提訴すべき。
written by 産婦人科研究医 / 2007.04.29 13:11
医師専用掲示板(m3)は悪の巣窟。とでもいいたいのかな。
written by skoba / 2007.04.29 14:15
----ここまで-------------------------------------------------------------------
---健康、病気なし、医者いらず から転載------------------------------
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-date-20070429.html
医師の秘密漏示
私のブログを含め、いくつかの医師が書いたブログが、
条例違反(秘密漏示)の可能性があるかもしれません。
読売新聞に出てしまいました(汗)
転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、
Tさん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、
19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、
Tさんの診療経過など極めて詳細な個人情報が
インターネット上に流出していることがわかった。
情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が
書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、
同じ内容が、医師や弁護士など、
かなりの数のブログに転載されている。
遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた
産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。
石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく
対処を町に要請した。
遺族は条例違反(秘密漏示)などでの
刑事告訴も検討している。
書き込みは、昨年10月に問題が報道された
翌日から始まった。
仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」
「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」
などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、
8月7日に入院して意識不明になるまでの
身体状況や検査値、会話など、
カルテや看護記録とほぼ同じ内容を
複数回に分けて克明に書き込んでいた。
この中には、入院前の記録など、当時、
遺族が入手していなかった内容や、
医師の勤務状況など病院関係者しか
知らない内容も含まれていた。
石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを
近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。
許しがたい」と批判している。
遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。
大淀病院の横沢一二三事務局長は
「Tさんが入院した日に病院にいた職員を
対象に聞き取りをした。
全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので
調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。
掲示板の運営事業者への照会などは
思いつかなかった。再度検討する」と話している。
『2007年4月29日:読売新聞』
奈良、大淀病院の話に関しては、他の方達が
ブログに出したのを確認して、それでも一応
掲示板に書き込んだ人に直接許可を頂いてから、
自分のブログに書いたのですが。
さすがに、「遺族の許可」を直接もらっている
というわけはないんですよね。
おそらく、問題となった記事はこちら。
今回の件で、現場で起こった、カルテのコピーを元にして書いた、
「奈良の産科医 詳細2」
それと、初めて来られた方も多いようなので。
奈良、大淀病院の事件に関する私のスタンスはこちらです。
→ 「奈良の産科医 私見」
でも、もう少し、新聞記事には書かれていない
事実、経過を書かせて下さい。
この件に関しては、事件が合った後
「遺族が自分の意志で、マスコミにカルテのコピー
を公開しているんですよ。」
記者会見かなんかの場でね。
ま、これもその情報源の方が言っていた事なんで、
詳しい事は知らないんですけどね。
それで、この情報をブログに載せる事が、
個人情報保護法違反、秘密漏示にならないか。
そういった事を、情報を頂いた方と検討したんです。
で、遺族が自分の意志でカルテのコピーを
マスコミに配った。
それを元に、それをまとめた内容を書くだけなので、
個人情報保護法違反、秘密漏示には当たらないだろう。
そういった判断でまとまったので、
その方の許可を頂いて、ブログに載せたんですよ。
だから、この奈良の大淀病院の件に関しては、
ちょっと事情が別だと思います。
カルテのコピーがマスコミに流れた。
それを、医学の専門知識のある医師が一度分析して、
それを新聞等のマスコミで報道する。
ってのが、マスコミの正しいあり方だと思うんですが。
カルテのコピーが出回っているのに、
それをろくに検証もせず。
医学の素人である、遺族に誘導尋問をして、
いかにも医療ミスのように書くマスコミはおかしい。
そういう経緯があって、あくまでマスコミにコピーが
出回ったカルテを詳細に検討しただけの内容。
中身は、全く同じ。
ただ、素人が都合の良いように解釈した内容か。
専門家が詳細に分析した内容か。
違いはそれだけです。
あくまで、その前に、カルテのコピーは、
遺族の意志で出回っていた。
というのが、事実です。
>遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。
患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、
診察室で何も言えない」と話している。
と新聞には書いておりますが。
今回の場合、出回った内容は、マスコミにも公開した
カルテのコピーを医者が分析した結果です。
ブログに載ったのは、
「元々、公開されていたカルテの内容」です。
ただ、医学の専門家である医師が、一般の人にも
わかりやすいように、解説した。
というだけですから。
いかにも、病院内の秘密のやりとりが、
ネット上で流出した、というような記事は、
間違っています。
個人的には、奈良大淀病院の事件に関しては。
最初は医者が悪い、たらい回しだ。
って世間やマスコミは騒いでいたのに。
内部情報を詳細に検討したものが、
ブログ上で出回ってから、
マスコミや世間の風潮が変わったような気がします。
悪いのは、医者個人ではなく、
搬送先がない、というシステムだ。
という様な流れが出来。
結局、福島の大野病院のように逮捕はされず。
起訴もされなかったようですし。
しかし、それはあくまで私個人の考えなので。
条例違反(秘密漏示)という可能性も
否定はできないのかもしれません。
ちょっと法律に詳しい方の意見も
聞いてみる事にしてみます。
---ここまで-----------------------------------------------------------------
----がんばれあかがま から転載---------------------------------------------
http://blog.m3.com/akagamablog/20070429/4
お父さん恐いよ、毎日新聞が殺しに来るよ
最近、あまり、記事を引用しなくなったあかがまですけどね。
診療情報流出:19病院で転送断られた妊婦遺族が告訴へ
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さん(当時32歳)=同県五條市=が、県内外の19病院で転送を断られた末に搬送先の病院で出産後に死亡した問題で、高崎さんの診療情報がインターネット上に流出していたことが分かった。遺族は被疑者不詳のまま町個人情報保護条例違反容疑で、5月にも県警に告訴する。
流出したのは、高崎さんの看護記録や意識を失った時刻、医師と遺族のやりとりなど。ネット上の医師専用の掲示板に書き込まれ、多数のブログなどに転載された。この掲示板は登録者数10万人以上で、問題が報道された昨年10月から書き込みが始まった。
遺族は「医師専用掲示板には患者の中傷があふれている。診療情報の流出は自分たちだけの問題ではないと思い、告訴に踏み切ることを決めた」と話している。
【中村敦茂】
毎日新聞 2007年4月29日 21時03分
ついに、毎日新聞が、医師専用掲示板を「殺し」に来ましたヨ。
登録者10万人以上という医師専用掲示板といったら、m3しかないですから。
さあ、病院での当時の状況が、個人情報になりうるか、どうですかですが、医療テロ弁護士と毎日新聞がバックについてますから、どうなんでしょうか。
部外者があまりなことは、いえませんが、これは、毎日新聞が虚偽の記事を、煽り報道をしていても、関係者は殴られっぱなしで我慢せえということでしょうか?
この事件では、毎日新聞の記者が、あるサイドのみの情報をもとに、裏取りせず、あまりにもいい加減な記事を掲載したことに、対して、いやいや、実際の状況はちがうぞ、これこれダゾとゆーことが、m3の掲示板にのったわけですが。
このm3の書き込みがなかったら毎日の記事捏造は暴かれなかったわけなのですが、逆恨み???
悪意をもった新聞の捏造記事をただすことも、だめなのですか?
エライ人、教えてください。
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