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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070430-00000008-gen-ent
安倍首相が週刊誌を名指しして異例の批判をした余波が続いている。この会見でのやりとりは、あらかじめ記者と打ち合わせしたものではないかというのだ。
安倍が激怒したのは週刊朝日の「長崎市長射殺事件と安倍首相秘書との『接点』」。中身はどうってことはない推測記事だが、会見でこう反駁(はんばく)した。
「まったくのでっち上げで捏造だ。私や秘書が犯人や暴力団と関係があれば首相も衆院議員も辞める」「これは言論によるテロではないか。報道ではなく(倒閣を目指す)政治運動ではないか」
言論テロとか政治運動とか、よどみないコメントに記者団もビックリだったが、関心を呼んでいるのが安倍に質問した記者の存在である。官邸詰記者の話。
「質問したのは産経新聞のベテラン記者。会見は公務員制度改革や学力テスト、参院選、党首討論などの質疑応答が終わり一段落。そこでこの記者が『ところで週刊朝日の記事についてですが……』と聞くと、安倍首相は『待ってました』とばかりに話し始めたのです。普段は若手記者が囲む会見ですが、この日はなぜかこのベテラン記者がいたのです。安倍は『週刊誌は読まないし、相手にしない』と言っていたのに、妙に詳しい。そこでこのベテラン記者と安倍サイドが打ち合わせしていたのではないのか、と囁きあったものです」
この記者のブログには、報道されなかった安倍とのやりとりの詳細を載せていて、「(週刊朝日に書かれた)元秘書は私も当然知っていますが、本当に人柄が良く、面倒見のよいお人よしにすら思える人でした」とも書いている。また、「今朝の朝刊各紙を見ても、読売、日経両紙はミニ・ニュース扱いで、東京新聞にいたっては記事が見つけられませんでした」と他紙の扱いの小ささに不満げだ。
ちなみに、先月、このブログを本にした出版記念パーティーには安倍首相が花を贈り、世耕弘成・首相補佐官らが出席している。朝日VS。安倍・産経。分かりやすい構図だ。
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