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【毎日新聞社説】世銀総裁辞任 またネオコンがいなくなる ブッシュ政権の「不徳」を痛感させる出来事でもある
1 :春デブリφ ★:2007/05/20(日) 01:32:48 ID:???0
不徳の致すところ、というべきだろう。世界銀行のウルフォウィッツ総裁が6月末で辞任
することになった。交際していた女性を世銀から米国務省に出向させた際、過分な昇給を
指示したことが命取りになった。
女性の年収は6万ドル(約720万円)も増え19万ドル余りになったという。確かに
常識外れの昇給だが、総裁が米国防副長官としてイラク戦争を主導したネオコン(新保守
主義派)でなければ、そして米政府の後押しで、畑違いともいえる世銀総裁に横すべりした
人でなければ、これほどの「辞めろコール」にはならなかったはずだ。
ウルフォウィッツ氏は、ブッシュ政権の「先制攻撃論」の立案や、大量破壊兵器を大義名分
としたイラク戦争への「理論武装」に深く関与した人物である。
(中略)
世銀総裁は米国から、国際通貨基金(IMF)の専務理事は欧州から、それぞれ選ぶという
慣例を見直す必要もありそうだ。ウルフォウィッツ氏の総裁就任後、世銀の支援はブッシュ政権
の政策と連動する傾向が強まったといわれる。組織の中立性と公平さを確保するために、世銀
やIMFのトップを米国、欧州以外から選ぶことを検討してもいい。
それにしても目立つのは、米国のネオコンの凋落(ちょうらく)だ。ボルトン前国連大使は、
中間選挙における民主党の勝利で議会承認の見通しが立たず辞任に追い込まれた。副大統領首席
補佐官だったリビー氏は、中央情報局(CIA)工作員身元漏えい事件に関連して連邦地裁から
有罪評決を受けた。ファイス前国防次官は、イラク戦争をめぐる情報活動が不適切だったと国防
総省監査報告で批判された。
ラムズフェルド前国防長官も含めて、イラク戦争を推進した米政府高官が次々に不名誉な退場を
余儀なくされたのである。その背景にあるのは、イラク戦争に対する米国内外の強い疑問と反発
だろう。ウルフォウィッツ氏の総裁辞任は、ブッシュ政権の「不徳」を痛感させる出来事でもある。
■ソース(毎日新聞)(中略部分はソースで)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070520k0000m070116000c.html
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