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(回答先: 緊張走る辺野古の海 普天間基地移設で防衛施設局が事前調査を強行か 投稿者 Kotetu 日時 2007 年 4 月 25 日 21:09:56)
辺野古での新基地建設計画は、なぜいけないのか?
日本での米軍再編で最も大きな問題である、この辺野古(キャンプシュワブ沿岸)での新基地建設計画に関して簡潔にまとめてみました。
■「普天間代替施設」という、まやかし
政府やマスメディアなどでは、辺野古(キャンプシュワブ沿岸)での新基地建設計画の事を「普天間代替施設」と呼んでいます。
「代替施設」というと、なにやら普天間基地を閉鎖する代わりに小さな基地を作るかのような錯覚を起こしてしまいそうです。
しかし、そもそもこの新基地は「普天間基地を返還する代わり」に計画されたものではないのです。
アメリカでは40年前の1960年代に辺野古に基地を作る計画が立てられています。しかし当時はアメリカ側が出す建設の費用がかかるために見送られたのです。
1995年、沖縄で米海兵隊員による少女暴行事件が明るみに出て沖縄の人達の怒りが爆発しました。それに付け込んだ日米両政府が普天間基地を返還して沖縄の負担を軽減すると見せかけて、新たな基地を沖縄に押しつけようとしたのです。
■巨額の税金を無駄にする
この事件をきっかけとする事により、米軍が40年前から作りたかった新基地建設計画は「沖縄の負担を軽減するため」という「日本側の都合」にすり替えられました。
つまり「日本側の都合」だから日本の税金で米軍基地を作る事になったのです。
閣議決定されながらも計画が撤回された「辺野古沖案」は、総額は1兆円かかるという説がありました。
その裏では政治家やゼネコンが巨額の利益を得る構造もあったでしょう。
「辺野古沖案」は撤回されましたが、これまでにかかった費用はまったく無駄です。ずさんで無謀な計画のために多額の税金を投入して、今、再び「キャンプシュワブ沿岸案」で巨額の税金を投入しようとしています。
■一大出撃拠点が作られる
現段階の「キャンプシュワブ沿岸案」では計画は出されていませんが、1966年に米海軍が作った計画では飛行場に隣接して、深い大浦湾に軍港を作る事になっています。
辺野古にはキャンプシュワブの北側に辺野古弾薬庫があります。この弾薬庫は核兵器や化学兵器の整備能力を持つ部隊も駐留しているといわれています
「普天間代替施設」と言いながら、実は、弾薬庫と軍港を備えた巨大な要塞が作られようとしているのです。
■壊滅的な環境被害
辺野古の海には、絶滅危惧種に指定されているジュゴンが棲んでいるため、世界自然保護会議から保全を求める勧告が二度も出ています。
そして深い大浦湾にはジュゴン以外にも多様で貴重な生物が生息しています。
沖縄(本)島でも名護市辺野古がある北部は、まだ環境破壊されていない貴重な自然が残っています。
深い大浦湾を埋め立てて作られる巨大な要塞は、環境に壊滅的な打撃を与えてしまうのです。
辺野古での新基地建設計画に関係する問題は、まだまだたくさんあります。
継続して書いていきたいと思います。
# by kichidoko | 2007-04-24 19:33 | その他 |
http://kichidoko.exblog.jp/
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