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浅野選挙に尽力した年配者の方の総括文が、知人から転送されてまいりました。
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私の友人沢山の方々を巻き込んでしまった都知事選挙は、浅野史郎氏の大差敗退に終わりました。ご支援をお願いした者として深くお詫びいたします。
私は皆様に今次都知事選の総括をする責任があります。思いつくままに敗因や今後の課題について述べてみます。
1、敗因
1)新たな選挙の時代
先の小泉時代から日本の政治・社会・経済の仕組みが大きく変わりましたが、選挙についての思想や手法も様変わりしました。あらゆる流れがウェスタン流になり、とりわけ経済がそうで、中でも日本資金の流出口がアメリカになっているのは知る人ぞ知る公然の秘密です。
選挙もアメリカの大統領選挙型に近づいたと思っています。
アメリカの大統領選挙は、巨大な資金に裏打ちされた選挙マシーンが仕切っています。そしてマスコミやインターネットを利用した世論工作が勝敗を決定します。
日本にもアメリカの選挙プロ集団のようなマシーンが出来つつあります。しかしまだその力は弱く、現在マシーンの代役を果たしているのが「電通」です。電通は独占的広告代理店の立場を利用し、マスコミを支配しています。とりわけ米国政府の後押しを受けた企業の広告を一手に占め、米国政府の意思をマスコミに強要しています。マスコミは言うまでもなく広告が生命線です。資金の流れを握られたマスコミのここ2〜3年の変化は大変なものです。その典型が「郵政民営化総選挙」でした。すべてのマスコミが小泉応援団になりました。
今回の都知事選はマスコミが沈黙しました。「都民の目を覚ますな」「静かにしていれば石原が勝つ」という戦術で、それが成功しました。新人はマスコミが動かなければ圧倒的に不利です。
2)東京の市民運動選挙
浅野氏は市民運動型選挙でブームを起こすことを狙いましたが成功しませんでした。市民運動型選挙はこれからも益々重要です。しかし国に例えても世界トップ10に入る大都市の「大統領選」は、市民運動だけでは勝てません。あえて言えば、市民運動+旧来型選挙マシーン(政党・労組など)+新型選挙マシーンが必要です。与党側はアメリカ風の新型マシーンだけで勝てますが、対立候補は資金力だけ見ても対抗するマシーンを持てませんから、与党側に組しないあらゆるものを使う必要があるのです。残念ながら浅野選挙を仕切ったのは宮城知事選を戦った参謀で、東京の選挙を良く知らなかったと思います。
3)立ち遅れ
都知事選の日程はとっくに分かっていたのですから、対抗する側が選挙直前まで何も出来なかったというのは、選挙以前の問題です。私も含めこの選挙を考えていた者として、この体たらくについては厳しく反省しなければなりません。しかし最も責められるべきは民主党です。管直人氏も動けば自らに降りかかってくるのが目に見えているため動くに動けなかったようですが、そうだとしても責任は小さくありません。今回のような取り組みでは仮に優れたタマを用意しても勝てなかったと言えます。
2、今後について
1)都知事選
4年後(2年後という説もある)は石原は出ないのだから、新人同士の戦いになります。今度は準備不足といういい訳は成り立ちません。少なくとも2年後には動き出すことが必要です。
2)参議院選挙
がっかりしている暇もありません。参院選では目に見える成果が欲しいと思います。東京では□□さんを当選させるため、引き続き皆様にご支援をお願いします。□□さんは○○○出身のため、△△△の力が入らない恐れがありますが、いつ逆の立場になるか分かりません。また政界の力関係を変えることが今急務です。私は全力をあげます。
3)9条改憲阻止
国民投票法が通り、いよいよ改憲が日程化してきました。3年後から論議が始まりますが、実際はすぐにでも国会で関連機関が出来、準備が進みます。対する「9条改憲反対」の運動も大きくしなければと決意しています。
3月20日からやっている「国会前リレーハンスト」は5月2日まで続けます。私は週一のペースから二日にしました。ハンストの応援に加わることを含めれば二日に一度は国会前で座り込みます。
その後は××陣営の中に反対組織をつくっていきます。皆様にはあらためて本格的なご支援をお願いします。約5年ぐらい、あるいはそれ以上のロングラン運動になります。運動資金も大事です。月いくらという会費制運動資金へのご協力もお願いしなければなりません。最終段階では「国会姥捨て山」というテロもやります。私はさしずめ自爆テロの第一号に指名されるのではないかと戦々恐々です。そのときも皆様の暖かいご支援があるものと期待いたします。
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