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(回答先: 私は反共でも反日共でもないが今回の都知事選の日共支持者の言い方には全く納得ができない。 投稿者 パルタ 日時 2007 年 4 月 22 日 10:10:48)
都知事選をパリから見れば(本多 勝一)
久しぶりにパリを訪ねた。前回はたぶん1971年、アルバニアへ行った帰りに滞在したときだから、こんどは36年ぶりになる。いまフランスは大統領選挙をひかえ、マス=メディアでの話題も当然その関連が多い。
選挙といえば、今月8日の東京都知事選についてパリで見聞した論評を紹介したい。
「石原都知事は、三国人発言・ババア発言など人権を無視した発言をくり返し、日本人はそれに慣れてしまっている。三選阻止の署名運動があったが、日本国内だけで行なうよりも国連人権委員会に訴えたほうが、世界に東京都知事の人権無視発言を知らしめることになるので、国際的なインパクトがある。外国の目に弱く、『恥』の気持ちが強い日本人は、こんな人を首長に選んだら『東京の恥』と思うだろう。」
これはパリ在住のジャーナリストで、本誌にも記事を書いている羽生のり子氏である。
つぎに紹介するのは、その羽生氏あてコリン=コバヤシ氏のEメールだ。コリン氏は造形作家というべきか活動の幅が広く、月刊『世界』(岩波書店)などに執筆のほか、3年ほど前には同氏がまとめ役になってATTACフランス(NGO)編著『アメリカ帝国の基礎知識』(原題は『永久戦争の帝国』=羽生氏やコリン氏ら6人共訳)を作品社から刊行している。これは合州国の歴史全体を侵略史とみる俺とも共通する観点であろう。そのコリン氏の了承を得て部分引用すれば――
「相変わらず石原が三選で落胆はしていますが、しかし今日の日本の状況がますますはっきり見えてきた気がします。これだけさまざまな問題が露呈していながら、実はそれらの問題を問題と思わない都民が大半だったということ。投票にいく意志さえない。自民党政治による愚民政治・愚民教育の結果でもありますが、それに反撃してこれなかった民主勢力の力不足が圧倒的です。メディアのコメントも含めて、投票者たちの反応は民度の低さを象徴しています」
そう。「民度」は一種“禁句”の感がある日本だが、実はジャーナリズム精神を失ったマスメディアこそ民度をそうさせた犯人なのだ。コリン氏は加えて言う――「石原の三期目が続くとなると、まともな政治感覚を持つマイノリティーの都民たちにとっては煉獄ですね」
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