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【北海道新聞・卓上四季】さまざまな改憲論議に触れた上で平和の原点九条はやはり守るべきだという人が増えてきたようにみえる
1 :春デブリφ ★ :2007/04/21(土) 10:56:01 ID:???0
「お父さん、いつまで震えて泣いているの」。亭主関白というのに奥さんにどやされた。
強がって言い返す。「震えたんじゃねえや、武者震いだよ。泣いてたんじゃァねえ、煙が
目にへえりやがったんだ」
▼古今亭志ん生さんが東京で空襲に遭ったのは一九四五年四月だ。防空壕(ごう)は危険
とみて表に逃げたが、一面火の海だ。田端や駒込の街をさまよった。空襲が終わったのも
気付かず震えていた。
▼後に「戦争ほど大きなバクチはありません」と回想する。「憲法だか法律だか難しい
ことァ知りませんが、戦争やっちゃァいけねえ、バクチもやっちゃァいけねえってのは、
こりゃァ当たり前のことですよ」。口述の自叙伝「びんぼう自慢」(ちくま文庫)の中
で語っていた。
▼志ん生さんが感じたのと似た思いが、いま広がっているのだろうか。先の世論調査で、
戦争を放棄し戦力を持たないと規定した憲法九条の改正を不要と答えた人が44%を
占めた。必要とする26%を大きく上回った。
▼それでも憲法改正自体には57%が賛成している。環境権などの新しい権利を認める
ことには積極的ということだろう。さまざまな改憲論議に触れた上で、平和の原点である
九条はやはり守るべきだ、という判断に落ち着く人が増えてきたようにみえる。
▼憲法は来月、六十歳になる。九条改正の必要はあるのか、平和が長く続いた重みから
あらためて考えたい。
■ソース(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/21796_all.html
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