★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK33 > 732.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704201300_02.html
教科書検定で高校教科書から沖縄戦の「集団自決」への軍の強制が削除された問題で、沖縄戦記録フィルム一フィート運動の会(福地曠昭代表)は十九日夜、那覇市内で「『集団自決(集団死)』の教科書検定に対する抗議集会」を開いた。渡嘉敷村で「集団自決」を体験した金城重明さん(78)は「住民が自発的に死んだというのはうそだ」と証言。参加者からも、本島南部で自決用に手りゅう弾を渡されたという発言があった。日本軍の関与を消し去った検定結果が沖縄戦の実相を歪曲すると批判が相次いだ。
一フィート運動の会の映画「沖縄戦の証言」上映の後、金城さんと座間味村の体験者、與儀九英さん(78)が証言した。
金城さんは「米軍の上陸後、天皇の軍隊は、住民が所有する畑から食糧を取っただけで殺害するなど、島の一木一葉まで完全に支配下に置いた。住民が『自決』したのに、軍命がなかったというのは真っ赤なうそだ」と語気を強めた。米軍上陸一週間前に、厳重に保管していた手りゅう弾を住民に配布したことなどを挙げ「集団死は軍の命令だった」と話した。
與儀さんは、慶留間島で米軍上陸前の二月八日の大詔奉戴日に海上挺進第二戦隊長が区長を通じ「敵上陸は目前、上陸の暁には玉砕せよ」と訓示したと証言。教科書検定で、文科省が軍強制の削除理由に「集団自決」訴訟を挙げたことに触れ、「裁判に皆の体験や知っている情報を寄せることが大事だ」と呼び掛けた。
会場から発言した瑞慶覧長方さん(72)は本島南部を避難中に「捕虜になるのは恥だ、自決せよと、防衛隊から手りゅう弾を渡された」と証言。軍関与なしに住民が「集団自決」に追い込まれることはないとし、「歴史歪曲に黙ってはならない」と批判した。
集会には約七十人が参加。検定意見の撤回を求める抗議文が採択され、文部科学省に送られる。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK33掲示板
フォローアップ: