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2007年04月20日
日本の政治は機能していない。政治家は不要だ
機会ある毎に私は指摘してきた。この国の国会は機能していない。今の日本に政治家など要らないと。もちろんこれは極論である。しかし極論が極論ではなくなりつつある。さすがの新聞もそう思い始めたらしい。
18日の読売新聞は、政府・与党が、夏の参院選挙を念頭において「安倍色」に彩られた重要法案を次々と審議入りさせる方針であると書いていた。その法案とは国民投票法案や在日米軍再編推進特措法であり、教育改革関連3法案、イラク特措法改正、社会保険庁改革関連法案であるという。このうち社会保険庁改革法案を除いては国民の生活にとって緊急に必要なものは何もない。しかもその社会保険庁改革法案でさえ国民の要望から程遠い「食わせ物」である事は4月14日のブログで書いた通りだ。年金問題の解決にはまったく役立たない改革である。しかも改正法案の目的が、「民主党と公務員労組との関係をあぶりだす」(政府筋―18日読売)というのであるから国民不在もはなはだしい。そしてその記事の横には17日の衆議院本会議の写真が載っていた。統一地方選挙や参院補選の期間中だから欠席や途中退席が相次いでいる。議席の半分が空席になっているのだ。これで最重要法案の審議を行っているのだという。そしてまもなく国会は連休休会となる。おびただしい国会議員が税金を使って世界に外遊に繰り出す。
一方19日の朝日新聞は民主党が国会ですっかり存在感を失っていると書いている。国民投票法案はじめ重要法案の衆院通過を次々と許し、論戦でもアピールできていない。与党が強い姿勢で国会に臨む姿が常態となった。それはひとえに野党が機能していないからだ。「与党が強行すれば、もはや国会戦術の余地はない」と民主党の国対幹部からあきらめの声が漏れると言う。なんという情けない野党第一党であろうか。共産党は頭から相手にされず、社民党の政党存立は風前の灯だ。野党は存在しないも同然だ。
20日の読売新聞は塩崎官房長官が「集団的自衛権は公明党に配慮して議論進めたい」と19日の記者会見で述べたことを報じている。なんということか。国民の意見より、政権維持に必要な連立相手の政党の意見を優先すると公言しているのだ。
このような国会の現状を直視すれば政治家は要らないという極論があながち極論ではないと思えてくる。いや、本当に政治家は要らないのかもしれない。国民の間の利害を公正に調整し、国民の共生、共存を乱す暴力を排除する警察機能さえ確保されていれば、政治家などいなくても日本は国民の手で立派に運営できる。後は外交と国防に専念する国家機能があれば十分だ。特権だけを享受して本来の仕事をしない、できない政治家が、衆参あわせて700名以上も存在する必要性はどう考えても無い。彼らよりはるかに優秀で、知識・教養があり、そして何よりも性根が善良な国民がこの国には大勢いる。彼らは何の特権もないただの国民だ。しかしその国民のほうが有能なのだ。善良なのだ。
政治さえなくなれば、政治ニュースも不要になる。政治に寄生する政治記者や評論家という職業も不要になる。くだらない政治番組もなくなる。その分だけ我々の暮らしに直接関係する重要なニュースが報道される事になる。
立法権を独占する政治家は自らの利権を減らすような制度をつくることはない。改憲などという前にいっそのこと国民投票で政治家を削減できないものかと思う。
In Today's Japan the Diet Doesn't Work. Members of The Diet Are Useless
I don’t know whether in earth any country exists whose political system works for the interest of the people. But certainly the Diet is not working and members of the Diet, therefore, are useless in Japan today.
For example LDP, the government party led by PM Abe, hastens to pass the bills of Educational Reform, Referendum for Constitutional Amendment, Extension of Dispatching Self-Defense Forces to Iraq, Cooperation for US Military Reorganization etc. which are not urgent in the light of the desperate need of Japanese people who are dying for measures of redressing gaps between the poor and the rich.
PM Abe tries to pass these bills , not by persuading opposition parties, but by resorting to voting as if showing off his strong leadership.
Opposition parties are too powerless to stop this arrogance of LDP. Democratic Party, the biggest opposition party, is basically sympathetic with LDP and tends to avoid the dead confrontation with LDP. Japanese people are basically anti-communism and Communism Party has never won and will never win more than a limited support from the people. Social Democratic Party, at one time the biggest opposition party and played the checking role against LDP policies, is now disappearing.
Under such political situation the debates in the Diet are lacking of seriousness and members of the Diet are doing nothing other than their concern of being reelected in the next election. NO wonder half of the Japanese voters don't have any political parties to vote for. Indeed the Diet doesn't work and members of the Diet are unnecessary in Japan today.
http://www.amakiblog.com/archives/2007/04/20/#000347
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