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http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/04/post_8a3c.html
4月19日(木)長崎市長暗殺事件で共犯者がいる可能性が出てきた。現場近くで暴力団風の男たちが目撃されていたからだ。犯行の動機は個人的なものとの県警の判断にも揺らぎが出てきたようだ。地元からの情報によれば、利権をめぐる「別の動機」があるともいう。しかし容疑者は「個人的動機」以外では黙秘。真相が明かされることはあるのだろうか。市長の娘婿が補充立候補すると記者会見したとき、長崎市役所のなかで動きがあった。「(長崎のことは)これから勉強します」と発言したことへの反発だ。「これではいけない」と思ったのは長崎の経済界でもあった。この2つの動きが合流する。九州大学出身の統計課長が候補者として立つことになった。影の推進者は地元経済界だ。実質2日間で経済界の組織選挙がどこまで浸透するのか。それがポイントだ。長崎経済は地盤沈下している。行政経験もなければ長崎市への情熱もないと見られた娘婿がどこまで集票できるのか。一般的には「とむらい選挙」である。娘婿への投票は多いだろう。経済界の危機感は強い。聞くところによれば、市長の娘婿は記者会見する前にそれまで蓄えていたヒゲを剃ったという。会見での表情が笑っているように見えたことにも反発があった。緊張したときに笑顔のように見えてしまうひとがときにいる。本人の責任ではないのだが、そうしたことまでがマイナスになる。選挙という枠組みに入ったとき、日常のしぐささえ、政治的に機能する。
アメリカにいる長女から電話があった。バージニア工科大学でのテロ事件を追悼する集会が行われたという。アジアからの留学生には特別の指示があったという。犯人は韓国人だったけれど、日本人でも外見は同じように見える。そのことで不安になる必要はないこと。事件は特殊なものだった。街を歩いていてもし少しでも異変があれば、すぐ逃げるようにせよという。カウンセリング的な対応にはもっと詳細なものがあるようだ。犯人はかつてのストーカー行為で警察と大学にマークされていた。しかも大学に提出した演劇脚本では激しい憎しみを表現していた。個人レッスンでも帽子をかぶり、サングラスをかけるなど不気味な行動が話題にもなっていた。そうした動きに鈍感だったことは致命的だ。日本でも10年前に神戸事件があった。小学校3年で「軽いノイローゼ」と診断された「少年A」は、のちに異常な内容の作文を書く。動物虐待も学校で話題になっていた。確実に兆候はあったのだ。そう考えればアメリカでの事件は、日本の問題でもある。青少年の精神問題だ。厚生労働省では「子どもの心の診療に携わる専門的人材の養成に関する研究」などが行われてきた。この日本では専門的に「子供の心」に携わる医師はわずか70人!ほどだ。大学医学部付属病院で臨床研修ができるのは、信州大学、東京大学、横浜市立大学、九州大学、東海大学のわずか5か所。これでは子供の抱える問題に対応できるはずがない。夜、知人と新宿で飲む。グラスに南極の氷を入れ、泡盛を注ぐ。耳に近づけるとパチパチと気泡が砕ける音がした。2万年前の空気にロマンを感じる。
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