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(回答先: 小泉首相の暴言? 失言? 女性は犬のように子どもを産むように(とむ丸の夢) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 19 日 21:51:09)
「【小泉総理冒頭発言】
新年、明けましておめでとうございます。私も総理大臣に就任してから、5回目の新年を迎えましたけれども、今日までさまざまな厳しい状況の中で、今年は大方の方々に日本経済もようやく回復の道を歩み始めたなあという感じを持っていただいていると思います。今後も、この景気回復の歩みを、しっかりしたものにしていくことが、私の責務だと思っております。
就任以来、経済活性化のために何が必要か。また、景気回復のために、どういう施策が必要か、いろいろ国会でも議論をいただきました。当初は、このような不況のときに、「改革なくして成長なし」という路線は間違っているんではないか。改革を進めていくと、不良債権処理を進め過ぎると、むしろ倒産が増え、失業者が増えて、目指している景気回復どころではなくて、ますますデフレスパイラルに陥るのではないかという批判をたくさんいただきました。言わば、小泉内閣が目指す、「改革なくして成長なし」という路線と、「成長なくして改革なし」という問題に、大分議論が集中いたしました。
まず、景気回復させてから、不良債権処理等改革を進めるべきだと。いや、この不良債権が経済の足かせになっているんだと。ある程度痛みを耐えて、この不良債権処理を進めていかないと回復はない。こういう議論が盛んに行われましたけれども、今、4年間を振り返ってみますと、やはり「成長なくして改革なし」ではなかったと。改革を進めてこそ成長をもたらすんだと、いわゆるこの論争。「改革なくして成長なし」という決着をみた4年間だったと思います。
現に就任当初、経済の問題で一番大きな問題となった不良債権処理も、目標どおり正常化の道を歩んでまいりました。また、各企業も業績を上げて、自らの今までの改善策に自信を示して、各地域で元気が出てきた状況だと思います。私は、今後も引き続き改革を続行し、この景気回復軌道をしっかりしたものにしていきたいと思います。
不良債権処理を進めても、倒産件数は減ってまいりました。失業者数も減って就業者数が増えております。有効求人倍率も増えております。これからは、将来を見ますと、むしろ人手不足になるのではないかというぐらい、経済界は新しい発展に向かって、今、準備を始めていると思います。できるだけ、この構造改革路線を進めて、個人も企業も地方も、自らの創意工夫でいかに自分たちの立場を強化していくか、自分たちの地域、会社を発展させていくか、自分たちの能力を高めていくかということについて、前向きに取り組んでいく自信といいますか、やればできるという状況が生まれてきているのではないかと。
やはり、政治で一番大事なのは、個人にしても、企業にしても、地域にしても、自らの創意工夫、やる気をいかに発揮してもらうような環境をつくることが政治で一番大事だということを痛感しております。
今年は、年末から心配するような事件も多発しております。犯罪の多発、更にはアスベスト問題、それと住宅等の耐震構造設計の偽装問題、こういう問題について政府としては、しっかりとした対応をしていきたい。特に、暮れからお正月にかけて、各地域で大雪の被害が大分出ております。このような防災対策に対しても、日頃からしっかりとした心構えをして、しかるべき対策を講じていきたいと思います。
今後、少子化が進んでいく、子育てをいかに楽しめるような環境にしていくか、子どもたちは我々社会の宝であると、国の宝であると、社会全体で子どもたちを健全に、健やかに育てていこうと、そういう環境をつくっていくのがより一層大事な時代になったと思います。
今年は、犬年でありますが、犬は子どもをたくさん産む、そしてお産も軽いそうです。犬にあやかるわけではありませんけれども、多くの方々が子育ては楽しいぞと、子どもを持つことは人生を豊かにすると、そのような環境整備に多くの皆さんの知恵を借りて邁進していきたいと思っております。
今年、私も残された任期、精一杯総理大臣の職責を果たすべく全力を傾ける決意でございますので、皆さん方の御支援、御協力、よろしくお願い申し上げます。」
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/01/04press.html
私の記憶では、この時の記者会見についての報道はこの後の質疑応答での、「ポスト小泉」についての、
「去年から今年にかけて、ポスト小泉、ポスト小泉と新聞活字で報道されていますけれども、小泉さん、名前を変えたんですかと。」
という発言や、靖国参拝問題についての、
「そして、中国の問題、韓国の問題、靖国の問題で首脳交流が進んでいないという御質問だと思いますが、私はこの靖国の参拝の問題は外交問題にはしない方がいいと思っています。一国の首相が一政治家として一国民として戦没者に対して感謝と敬意を捧げる。哀悼の念を持って靖国神社に参拝する。二度と戦争を起こしてはいけないということが、日本人から、おかしいとか、いけないとかいう批判が、私はいまだに理解できません。」
という発言ばかりがクローズアップされ、「犬は子どもをたくさん産む、そしてお産も軽いそうです。」という発言は完全にスルーされていたと思います。なぜなのでしょうか。「あまりに唐突な発言だったので、意味が分からなかった。」という事だと思いたい所ですが、「あまりの暴言なので日本のメディアには報道を抑えた。が、外国メディアまでは抑え切れなかった。」という事のような気がします。
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