銃撃された伊藤長崎市長が死亡 死因は大量出血
十七日夜に長崎市大黒町のJR長崎駅前にある本人の選挙事務所前で指定暴力団幹部に拳銃で撃たれ重篤だった伊藤一長市長(61)は十八日午前二時二十八分、搬送されていた同市坂本一丁目の長崎大医学部・歯学部付属病院で死亡した。
県警の捜査本部によると、死因は銃創による大量出血。捜査本部は伊藤市長の死亡を受け、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した長崎市風頭町の指定暴力団六代目山口組水心会会長代行、城尾哲彌容疑者(59)について殺人容疑に切り替え捜査を進める。十八日午前に市内の水心会事務所や城尾容疑者の自宅など数カ所を家宅捜索し、詳しい動機などを追及する方針。十九日に城尾容疑者を長崎地検に送致する予定。
伊藤市長は十七日午後七時五十分ごろ、選挙カーから降り選挙事務所に向かっていたところを背後から城尾容疑者に二発撃たれた。銃弾は心臓を貫いており心肺停止状態になっていた。
2007年4月18日更新 |