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ついに手術禁止令が出ました。
この執刀医は国立がんセンターで神の手と言われる名医だそうです。大ベテランが手術して、一定の確率で避けられず起きる偶発症であっても、死亡すれば業務上過失致死で送検です。起訴されたら実質的には手術禁止令です。
5年も前の事件を蒸し返した原因が参考記事であれば、むしろ幸いなんですが。
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http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY200704170176.html
がんセンターの2医師、書類送検 手術で過失致死容疑
2007年04月17日13時37分
国立がんセンター中央病院(東京都中央区)で02年8月、子宮摘出手術を受けた都内の主婦(当時47)が
手術中に大量出血して死亡した事故で、警視庁は、当時の執刀医(65)と麻酔医(44)を業務上過失致死の
疑いで書類送検した。手術中の止血が不十分だったことなどが原因と判断した。
調べでは、主婦は02年8月12日、がんのため、子宮を全摘出する手術を受けた。骨盤内のリンパ節を
はがす際に大量に出血し、意識が戻らないまま翌13日に出血性のショックによる多臓器不全で死亡したという。
----参考記事-----------------------------------------------------------------
[厚生労働省]がんセンターに蹴られる
SkyTeam / 2007.04.11 08:35
今週号のAERAは面白い読み物がありました。61Pからです。間違っても「あなたの近くのがん拠点病院特集・西日本編」や「アグネスラム人気ふたたび 元祖アイドルだっちゃ」などではありません?(そっちの方が人気かな…汗) 。以前、[根室市長の陳情-国会に届くか?-]という記事を載せましたが、陳情は国会を飛び越え、余波がトンデモないことになっていました。ぜひご一読を。
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がんセンターが蹴った訳
がんセンターが蹴った「中川昭一からの要請」
「無理難題」か「地域医療問題の縮図」か。最果て、北海道根室市の市民病院への医師派遣を巡り、東京で政官医トップのバトルが勃発した。
[要約] 今年4/3に厚生労働省国立病院課の関山昌人課長が、土屋了介院長に国立がんセンターの外科医2名を、北海道の根室市の市民病院に派遣して欲しい。と要請した時に「政権与党の政調会長(自民党の中川昭一政調会長)からの依頼もあった。医政局長も了解していることです」
などと、政治家の名前まで出して、国立がんセンター中央病院の院長に圧力をかけたそうです。がんセンター中央病院は乳がんの手術は五週間待ち、前立腺がんの手術は二ヶ月待ち。決して医師に余裕のある病院ではない…。
しかしこの問題について、中川政調会長は関与していないというが、まさに自分の父親の地元だけに全く関係がないとは言い切れない。
厚生労働省の関山課長によれば「中川議員に限らず、民主党や共産党の議員の名前も出して、国会質問などで市立根室病院の医師不足を何とかして欲しいと要望が出ている、という話をしました」とのこと。
常勤医は2005年度17名、06年度11名。今年の四月以降はついに六名。市内唯一の産婦人科と脳神経外科に続き、九日からは外科と整形外科が一部休診に追い込まれる。医師を派遣していた旭川医大は余裕がなく引き上げたことが原因だ…。
ただ、医師不足は何も根室だけの問題ではない。同じように深刻な不足に悩む病院は全国に数多い。
ちなみに憤慨した土屋院長は、中川氏とは因縁の関係の元自民党の実力者、あの鈴木宗男代議士に直訴した。しかも、根室は「鈴木」の古くからの完全な地盤だ。
地域医療問題の縮図から、別次元のバトルまで始まるかも知れない。
AERA2007/04/16
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国立病院の外科系勤務医のみなさまへ、院長のご機嫌をとっておきましょう。間違えて喧嘩していたりすると、業務命令で根室まで赴任させられかねません。
というか、何で厚生労働省はがんセンターの院長にお願いしたのでしょう?トップクラスの医師が日々、がん診療に当たって、腕前を磨く場所で、都市部だから医師が余っているに違いないと思ったのでしょうか?
言うなれば、一流ホテルに働いているホテルマンを、一時的に焼き鳥屋の屋台で働けないか?という話を上司に持ちかけるがごとき内容。(もちろん焼き鳥屋も大切なんですが…)
間違えちゃいけません。国民を守るのは自衛隊の仕事。防衛医大に行ってください。さもなくば、自治医大へ。がんセンターの土屋先生がお断りしなければ、有能な外科医が地域医療のためという美談のために、モチベーションを失って国立病院からあやうく消えるところでした。
間違いなきように。国民を守るのは自衛隊の仕事。まさか戦争?ではないですよね。そうなったら勤務医は国のために奉仕することを求められますが、そこまでにはなっていないはず。厚生労働省が医師の定員を削減し、もたらされた地域医療崩壊。「医師偏在論」説を繰り広げる限り、都市部の公務員系医師は狙われます。それでも解消するわけないので、有力な政治家の働きかけはさらに続きます。きっと、道産子があと100人くらい産まれるまで、この崩壊は続くでしょう。馬鹿げたお話でした。
ちなみに、北海道の産科医療のおどろくほど貧しい現状については、僻地の産科医先生の北海道における周産期医療の集約化の現状と問題点をご参考ください。まさに医療過疎そのもの。このまま開拓使以前の原野に戻ってしまうんでしょうか?
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