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週100時間を超えるのは研修医だけじゃないんだけど、研修通過組みは丈夫で、なかなか死なないんだよね。
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http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070417ik05.htm
女性研修医の過労自殺、労基署が労災認定…日大付属病院
昨年4月、日本大学医学部(東京都板橋区)の付属病院で研修期間中に自殺した埼玉県内の女性(当時26歳)に対し、池袋労働基準監督署が今年2月に労災を認定していたことが16日、わかった。2004年に国が新しい臨床研修制度を導入してから、研修医の過労自殺が明らかになるのは初めて。
新制度は、従来の劣悪な労働条件の改善などを目指してできたものだったが、女性は法定労働時間を大きく超えて勤務しており、依然として研修医の過酷な労働実態があることを浮き彫りにしている。
女性の父親(58)によると、別の大学出身の女性は05年3月に医師免許を取得し、同4月から、都内に3か所ある日大医学部付属病院で順次、研修を始めた。
しかし、女性は、同9月ごろから疲労感を訴えてうつ状態となり、06年4月下旬、自宅で筋弛緩(しかん)薬や鎮静薬を自ら注射し、死亡した。
父親が給与明細などで調べたところ、1週間の平均労働時間は、法定労働時間(週40時間)を大幅に超える72・8時間で、夜間や休日の当直は多い時で月に10回、1年間で計77回に上っていた。このため、父親は「娘の自殺は研修中の過重な労働が原因」として、06年8月に池袋労基署に労災を申請。同労基署は労災と認定し、今年2月、遺族に通知した。厚生労働省によると、「新制度スタート後の過労自殺は聞いたことがない」という。
新人医師の研修は従来、主に出身大学の医局で行われていたが、少ない給料で雑務や診療に追われ、1998年に関西医大病院(大阪府守口市)で研修医が過労死したほか、00年には横浜市大病院でも研修医が過労自殺するなど過酷な労働環境が問題化。国が04年から導入した制度では、各病院が給与や労働時間などの処遇を改善した上で、内科や外科など幅広い診療能力の習得を目指した研修プログラム(2年間)を公表し、新人医師が研修先を選ぶ方式になった。だが、今回、新制度下で過労自殺者が出たことで、国は実態調査などを迫られそうだ。
女性の父親は「新制度でも研修医は相変わらず酷使されている上、数か月ごとに指導医が変わるため、心身の不調が見落とされやすい。大学は責任を認め、二度と同じ悲劇を起こさないでほしい」と訴え、日大側に謝罪や改善策の提示などを求めている。
ただ、日大側からは明確な回答がないといい、遺族側代理人の朝倉正幸弁護士は「大学が反省しなければ再発防止につながらず、大変問題だ」と指摘している。
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http://news.livedoor.com/article/detail/3123282/
日本大医学部付属板橋病院(東京都板橋区)で臨床研修をしていた女性研修医(当時26)=埼玉県内在住=が自殺したのは過労でうつ状態となったためとして、池袋労働基準監督署が労災認定していたことが分かった。厚生労働省によると、04年に新臨床研修制度を導入してから研修医の過労自殺の労災認定は「聞いたことがない」という。
厚労省などによると、亡くなったのは、05年3月に医師免許を取得し、翌月から同病院で臨床研修をしていた研修医。06年4月に自殺し、遺族が同年8月に労災申請、07年2月に認定を受けた。
研修医は、週40時間の法定労働時間を大幅に超える残業をし、1カ月で100時間を超えることがあり、労働時間は週87時間に達したことも。当直勤務も多い時は月10回に及んだ。自殺前にはうつ状態が強くなったが、家族には「休んだら単位がもらえなくなってしまう」と話していたという。代理人の朝倉正幸弁護士によると、遺族は労災認定を受けて、病院側に補償と謝罪、体制改善を求めていく方針だという。【東海林智、長谷川豊】
日大医学部庶務課は「個人情報なのでコメントできない」としている。
(2007年4月17日 読売新聞)
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