★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK33 > 483.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「格差社会は公明党にのみ利益をもたらす」広島瀬戸内新聞ブログ版
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroseto2004/46772995.html
格差社会は公明党にのみ利益をもたらす
2007/4/14(土) 午前 0:41
昨日、友人の女性の守口市の無所属市議予定候補に密着させていただいた。
守口市内を拝見させていただいたが、老朽化した住宅が多い。貧困が進んでいる様子がわかった。
そしてそういうところに、いたるところ公明党のポスターだらけ。
自民党のポスターは自民党市議の事務所以外はほとんどみかけなかった。
これが、格差社会の行くなのか、と思わされた瞬間でした。
守口市は三洋電機の企業城下町で本来そう財政は厳しくなかったのですが、やはり、無駄な箱物にお金をかけすぎて、基本的なところへの投資がおろそかになっていると感じました。
そして、その結果として生活が苦しくなった人々が、面倒見が非常によい、公明党にすがっている様子が、リアルに感じ取れました。現代社会、労働組合も弱体化し、左翼政党も時代遅れの感もある中で、公明党が勢力を伸ばす。今日の守口は明日の日本ではないかと思った瞬間でした。本当は、公明党こそ、ネオコン政治を支えているにもかかわらずです。
ネオコン政治とは考えてみると、自民党や自民党の支持基盤の財界にとってもあまりよくない。自民党の支持基盤(中小企業など)はネオコン政治で崩れ、広島でも私が経験したように自民党員の運動員はやる気がまったくない。一方、財界にとっても、あまり貧困層が増えて内需が縮小するのはリスクが高くなる。外需依存だと円高になったら困りますから、輸出代金もドルで塩漬けするしかない(円に換えたら円高になって自爆)。日本にとってよくない。
非正規雇用ばかり雇っていたら長期には品質も低下する。ただ、公明党だけが貧困層を取り込んで得をする。こういう構図ではないか。守口でそのことを実感しました。
その足で東京に来ました。杉並区で私と同年代の候補者が男女問わず出ていることを伺いました。ある男性候補は、「革命的非モテ同盟」としてデモをしておられるという。いちいちプレゼントを買ってもてようとするのって、企業の策略ではないかというのが彼ら、彼女らの持論である。そして、文化政策はこうだ。区営のアトリエとかスタジオとかをつくって自由にアートとかミュージックをできるようにすることが実は文化の振興ではないか。お金を使わないと文化に触れられないのを改めるべきだ、という。
もっともなことだと思います。企業の儲けばかりを増やすのではなく、人々がお金を使わなくても、社会全体であるていど文化的な生活ができるよう条件を整備すること。憲法25条を観ても当然なのですがそれができていない。それをずばり言ってしまう、そういう人が性別問わず若い候補者にいることに希望を感じました。
私は、彼ら、彼女らの「文化軸」とは違い、重点を置くのは「福祉・医療・金融軸」ですが、「こういう人たちがいてもよい。旧来の左翼・保守問わず前提とした、会社とかそういうのだけを前提としたところを脱し、貧しい人の生活感覚から問い直す人がもっといるべきだ」と感じました。そして「給料を上げるだけではなく、最低限のところは社会全体でリスクヘッジをするような社会」が大事だと思いました。とくにグローバリズムだからこそ、最低限の保証がないと人々は萎縮してしまいます。この点、日本は、小泉さんが日本型社民主義をぶっ壊すだけぶっ壊し、社会全体でリスクヘッジなどはしなかったので、むちゃくちゃになり、公明党だけが利益を得る結果になっている。
高級美術館をつくるのだけが文化じゃないんだと思います。文化やスポーツは「えらい人」だけのものではない。みんながただでできたらよいと思いますね。介護でストレスがたまった私でも、文化に安く触れられたらいいなあ、と思いました。
ちょっと、左翼とか保守とかそういう観念を取っ払い、新しい発想を入れないと、「安倍も左翼もふるくせえ」ということになり、結局低投票率の中で、現代社会で居場所を失った若い人も取り込む公明党だけ伸張ということになるでしょう。「普通の人」が我慢をせずに、選択肢を示すべく立ち上がるのが大事と思いました。
大阪ではどんよりした気持ちになりましたが、故郷・東京ではやや希望を持ち直しました。本当に選挙の取材とは社会全体の構造と人々の息遣いを感じることであり勉強になります。
安倍総理関連記事
http://member.blogpeople.net/tback/06610
参院選関連記事
http://member.blogpeople.net/tback/07515
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK33掲示板
フォローアップ: