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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007041302008313.html
『拙速、もっと議論を』 国民投票法案 与野党、飛び交う怒号
2007年4月13日 朝刊
施行からちょうど六十年。憲法を変える手続き法が、初めて制定されることになった。十二日夕、怒号の中、国民投票法の与党修正案が可決された衆院憲法調査特別委員会。「憲法改正を参院選の争点にしたい」という安倍晋三首相の発言、参院選を意識した小沢一郎民主党代表の戦術によって、中立・公正なルールを目指したはずの法案は、「政争の具」になり果てた。
「質問時間は終わりました」。十二日午前から始まった特別委員会。午後六時前、社民党の辻元清美氏の質問が終わりかけたところで、中山太郎委員長が採決の構えを見せた。委員会室は一気に緊迫した。
「休憩しろ」「質疑を続けろ」。怒号が飛び交い、民主党議員が委員長席のマイクをたたき落とす。立ち上がった野党議員が委員長を取り囲んで質疑の継続を要求し、騒然とした雰囲気はピークに達した。
満員の傍聴席からも「納得してないぞ」と批判の声が上がる一方、自民、公明両党の議員からは「何やってんだ」「暴力だ」と激しいヤジが飛ぶ。
約十分間の攻防の後、中山委員長は「これから採決する」と宣言。与党議員による強行採決に踏み切った。起立多数で可決されると、閉会後に中山委員長は「意見の対立は永久に消えないから」と採決に踏み切った理由を説明。「(手続き法の制定で)国民の手に主権が確立された。誇りに思う」と顔を紅潮させた。自民党理事の船田元氏は「民主党の考えも十分入っている」と語った。
一方、田中真紀子氏(無所属)は「自民党の委員席は、一年生議員が入れ代わり立ち代わりで埋めていた。こんな議論の質では国民の納得は得られない」と批判。最後の質問者となった辻元氏は「なんにも答弁できていなかった。これが美しい国ですか」と怒りをあらわにした。
5千人が反対集会 国会までデモ行進
国民投票法案に反対する市民団体などが主催する「STOP! 改憲手続き法案4・12大集会」が十二日夜、東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂で開かれた。
主催者発表で五千人が参加。「強行採決に抗議し、あくまで廃案を目指し戦います」とするアピールを採択、国会までデモ行進した。集会では、共産党の志位和夫委員長や社民党の福島瑞穂党首が法案の問題点を報告。
参加者の横浜市港北区、無職女性(70)は「法案には最低投票率の規定がない。低投票率でも憲法改正が決まるのは問題」と話していた。
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