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□参議院沖縄選挙区補欠選挙 [現役雑誌記者による、ブログ日記!by オフイス・マツナガ]
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50370343.html
2007年04月11日
参議院沖縄選挙区補欠選挙
福島・沖縄の参議院補欠選挙は4月22日が投開票日。
福島は民主党が優勢に戦いを進めている。
問題は沖縄の与野党攻防戦。これが今後の政局を決めそうである。
沖縄参院補欠選挙は
狩俣吉正 民主・共産・社民・国民・社会大衆推薦
島尻安伊子 自民・公明推薦
昨年秋に行われた沖縄県知事選挙は与野党全面対決だった。
結果は
347,303 仲井真弘多
309,985 糸数慶子
と与党側の勝利に終わった。
仲井真が何故勝利したのか。これには徳洲会出身の徳田毅代議士と旧民社党系労組の裏切りがあったからだ。
1,徳田毅は自由連合出身。選挙では自民党の園田修光に1万6000票差で勝ったものの次の選挙を考えれば自民党に入っていた方がいい。そこで、中川幹事長に自民党入党を相談した。
中川幹事長は
「自民党に入りたいのなら沖縄県知事選挙で中井真を当選させること」と条件を付けた。
徳洲会は沖縄本土のほか石垣島や宮古島にも病院や診療所がある。徳田は中川の意向を受けて本土から手の空いた職員を沖縄本島に結集。総動員で病院に来た患者などの票の掘り起こしを行った。
2,中井真候補は沖縄電力社長。自公推薦であるにもかかわらず民主党を支持する旧民社党系労組・電力労連は「我らの同志・中井真を落とすな」の合い言葉に本土からも大量の運動員が導入され、保守票の掘り起こしを行った。
その結果が中井真勝利につながったのである。
今回の補欠選挙は小沢一郎代表にとって7月決戦の前哨戦である。ここで何としても勝たなければ自分の存在が問われる。
そこで、連合・民社党系労組の裏切りは許さないと「沖縄連合会長・狩俣吉正」を公認し、全力投球中である。
一方、自公はあれこれ候補者を選んでいたが一向に決まらない。そこで、民主党の市会議員だった島尻安伊子を引っ張り出し、推薦候補として応援する事になった。
島尻安伊子は仙台市出身。島尻昇と結婚し沖縄に住むようになった。
夫である島尻昇は
96年さきがけから衆議院沖縄1区出馬。 7223票で5位落選。
00年民主党から衆議院沖縄2区出馬。 30970票で2位落選。
03年民主党から衆議院沖縄1区出馬。 27209票で3位落選。
これじゃ候補者失格と岡田克也元代表に切られた
05年には無所属で衆議院沖縄2区出馬。14617票で3位落選。
という惨憺たる状況だった。
05年の衆議院選挙時、岡田代表が夫に公認を出さなかったことから
「主人は民主党から切られた」と怒ったのである。
この時、島尻の妻・安伊子は夫と主に民主党を離党。無所属で活躍していたが、自公から補欠選挙の声がかかると
「夫の敵は沖縄で打つ」といったかどうか知らないが、ほいほいと与党候補として参議院補欠選挙にsh出馬したのである。
島尻は元々民主党系。保守の自民党や公明党とはあまりあわないようだ。自民党議員も「あの人は我々とちょっと違う」と動きが悪い。
また、公明党は「中央でも右翼的な安倍離れ」が始まりつつある。
そんな時、「文科省」がつまらないことをしでかした。
公明党沖縄県本部代表の糸洲朝則沖縄県議は10日午前、文部科学省を訪ね、高校教科書検定で沖縄戦の「集団自決」への日本軍の関与をめぐる記述に検定意見が付けられたことについて、「一般住民を巻き込んだ沖縄戦の悲劇の本質をゆがめる行為であり、極めて遺憾だ」とする伊吹文部科学相あての申し入れ書を提出した。
(2007年4月10日13日 読売新聞)
公明党関係者がいう。
「安倍さんについて行くのは疲れる。支援者からもあの右翼的な安倍さんとは少し距離を置いた方がいい。
沖縄の公明党は中央とは違って基地問題などには非常に敏感だ。左翼的といってもいい。あまり中央の指令に乗ってこない部分がある」
こういった情勢の元での参議院補欠選挙。ふつうの足し算では野党側の勝ちというデーターもある。
まあ、結果はこうご期待!!
狩俣吉正(かりまたよしまさ)57歳
趣味 音楽鑑賞
特技 三線
座右の銘 切磋琢磨
プロフィール
1950年4月5日生まれ 宮古島市(旧平良市)出身
琉球大学短大部法政学科卒
1972年 平良市役所採用
1973年 平良市青年連合会会長
1977年 自治労平良市職員労働組合執行委員長
1996年 自治労沖縄県本部執行委員長
2001年 連合沖縄会長
2001年 沖縄県環境審議委員会委員
2001年 財団法人雇用開発推進機構副理事長
2002年 沖縄県振興開発審議会委員
2002年 財団法人沖縄観光
コンベンションビューロー理事
2003年 沖縄県労使就職促進支援機構
副代表(運営委員長)
島尻安伊子(しまじりあいこ) 42歳
家族構成
夫、三男一女
1965年 3月4日生まれ 仙台市出身
1981年 米カリフォルニア州ハンティングトンビーチハイスクール留学
1988年 上智大学文学部新聞学科卒業
シェアソンリーマン証券会社(現・リーマンブラザース)入社
1989年 シェアソンリーマン証券会社 退職
1997年 沖縄ビジネス外語専門学校 講師
2002年 JSL日本アカデミー副理事長に就任
2004年 那覇市議会議員補欠選挙で初当選、
2005年 2期目当選
2007年 参院補選出馬のため市議辞職
<資料編>
過去の沖縄県知事選挙結果
06知事選 有効投票総数 663,508 無効票 5,634 不受理 20
347,303 仲井真弘多
309,985 糸数慶子
6,220 屋良朝助
02知事選 当日有権者数 987,030 投票者数 564,751 投票率 57.22%
359,604 稲嶺惠一
148,401 吉元政矩
46,230 新垣繁信
4,330 又吉光雄
98知事選 投票総数 719,159 投票率 76.54%
374,833 稲嶺恵一
337,369 大田昌秀
2,649 又吉光雄
―――――――――――――――――――――――
■沖縄県の過去の国政選挙結果
○沖縄県国政選小選挙区・県選挙区得票(衆院小選挙区分は党派別得票計)
05衆
自民 公明 民主 社民 国民 共産 無所属
201,366 67,540 82,351 122,935 14,491 51,109 下地 72,384ほか
04参院選 当日有権者数 1,011,473 投票者数 548,647 投票率 54.24%
316,148 糸数慶子 無
220,803 翁長政俊 自
03衆
自民 公明 民主 社民 共産 無所属
178,486 58,330 65,759 133,054 50,743 下地52,374ほか
01参院選 当日有権者数 977,000 投票者数 570,214 投票率 58.36
265,821 西銘順志郎 自1
245,375 照屋寛徳 無
46,401 嘉陽宗儀 共
00衆
自民 公明 無会 民主 社民 共産 自連
137,166 86,255 52,089 63,887 68,378 90,179 58,114
98参院選 当日有権者数 936,668 投票総数 552,414 投票率 58.98
243,488 島袋宗康 無現2
238,330 西田健次郎 自新
42,706 金城浩 自連新
7,091 金城宏幸 無新
4,007 又吉光雄 諸
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
○沖縄県国政選比例区得票
05衆 04参 03衆 01参 00衆 98参
自民 218,383 = 146,450 = 200,198 = 123,197 = 171,896 = 150,227
公明 54,592 = 79,574 = 66,333 = 104,388 = 53,862 = 81,286
合計 272,975 = 226,024 = 266,531 = 227,585 = 225,758 = 231,513
民主 163,085 = 175,476 = 161,872 = 40,354 = 82,068 = 66,007
社民 96,975 = 53,666 = 79,898 = 183,334 = 96,617 = 89,355
共産 53,752 = 41,141 = 51,855 = 27,476 = 69,896 = 64,233
国民 30,605
自由 = 15,412 = 42,016 = 18,100
自連 = 20,620 = 19,593 = 19,914
合計 344,417 = 270,283 = 293,625 287,196 = 310,190 = 257,609
担当:辻野匠師
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