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投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 10 日 12:14:11: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 関連:流れが変わった国民意識:選挙結果【Nevada経済速報4月9日(月)】(国家破産板リンク) 投稿者 JAXVN 日時 2007 年 4 月 10 日 11:18:53)

「毎日新聞」埼玉版

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/news/20070410ddlk11010178000c.html

’07統一選:県議選検証 低投票率なのに自民惨敗、民主躍進のワケ /埼玉

 ◇2大政党化、世代交代進む

 ◇にじむ安倍批判、参院選への影響必至

 8日投開票された県議選は、自民が公認・推薦で改選前議席を20議席割り込む42議席にとどまる一方、民主党は同21議席を獲得して第2会派に躍進。県議会でも2大政党化が進み、世代交代のうねりが顕著になった。開票から一夜明けた9日、惨敗ショックの自民は県連幹部が今後の対応を協議した。「低投票率なら自民堅調」という地方選の常識を覆す結果に安倍政権への批判をかぎ取る向きもある。夏の参院選に影響するのは必至で、躍進した民主は早くも「参院選シフト」を敷き始めた。【秋本裕子、高本耕太】

 県議選の大勢が判明した9日未明、民主候補の多くを推薦した連合埼玉の本部で、バンザイの声があがった。片山修三会長は「(21議席は)予想外の結果だ。参院選に向けて大きなステップになる」と話した。大方の予想は「14、15人が当選圏内」で、民主候補が安倍政権批判を意識して選挙戦で展開した「格差問題」などの訴えは功を奏したことになる。枝野幸男・県連代表は同日未明に当選者を県連に呼んで統一会派結成を確認するなど、県議会での2大政党化を確固なものにし、3カ月後の参院選勝利に向けた動きを鮮明にした。

 一方、ベテラン議員の落選が相次いだ自民のショックは大きい。県連は9日午後、「結果を厳粛に受け止める」という大野松茂会長のコメントを発表するのみ。会見は開かれなかった。現職の田島敏包氏(北3区)=4期=をはじめ、秋谷昭治氏(東13区)=5期▽大沢立承氏(南12区)=5期▽遠藤俊作氏(東7区)=5期▽秋山清氏(東4区)=7期=の議長経験者5人の落選は県連の空気を重くした。若手新人が現職を退けた選挙区も複数あり、県議会に世代交代のうねりが押し寄せたことを印象づけた。激戦の東8区(定数3)で2番目で当選した民主新人、森岡洋一郎氏(32)は同日、「世代交代させようと有権者は私に1票を投じた。力ある若者を求め、変えてほしいとの期待票が入ったのだと思う」と分析した。

 県議選投票率は平均43・69%と0・86ポイント上昇したものの、今回も愛知県(43・10%)に次いで全国ワースト2に終わった。全国的に見れば、東京などの知事選は政権与党が優位だったが、埼玉県議選と同じく道府県議選は民主伸長の傾向が顕著だった。自民党本部の選対幹部は「参院選を支えるのは県議ら地方議員。だから危機感を持っている。参院選の投票率が上がれば、自民は厳しい」と自戒を込めた。

 ◇「夜遊び」議員にレッドカード!

 ◇「過去の話」も覚えているぞ−−6人中4人落選

 有権者は「夜遊び」議員にレッドカードを突きつけた。

 「向こうはこっちの誹謗(ひぼう)中傷ばかりで、政策論争になっていないでしょ」。8日午後8時ごろ、上里町の選挙事務所で自信満々にこう話していた田島敏包議長(北3区)。同10時40分、まさかの落選の報に接し、「なぜ負けたかわからない」と肩を落とした。

 03年12月、県議6人が県議会の海外視察でタイ・バンコクに行った際、現地女性の接待を受けるクラブを訪れるなどした「夜遊び」問題が表面化。3年余りを経て初の県議選で、選挙区には問題を追及するビラが飛び交った。

 告示前、ある自民関係者は「有権者には過去の話」と言った。しかし、フタを開ければ、当選は佐久間実氏(東8区)と蓮見昭一氏(東15区)のみ。田島氏のほか▽斎藤正明氏(西2区)▽細田徳治氏(南20区)▽成塚常吉氏(南16区)の4人が落選した。問題を追及してきた市民団体関係者は「有権者はよく見ている。普段の行いへの批判に『夜遊び』問題が拍車をかけた」と話す。【浅野翔太郎】

 ◆さいたま市議選

 ◇民主、トップ当選続々

 さいたま市議選でも、自民は立候補した現職28人中8人が落選するなど、改選前の8減の22議席しか確保できない大敗を喫した。一方、全10区に1人ずつ擁立した民主は全員が当選し、改選前より倍増の10議席。勝ちっぷりも大宮、浦和など7区でトップ当選を果たし、勢いを感じさせた。

 民主新人で、元会社員の三神尊志氏(見沼区)と、元衆院議員秘書の丹羽宝宏氏(南区)は候補者中最年少の26歳。地盤や組織が整わないまま挑んだ選挙だったが、三神氏は「自民の候補は地元組織にとらわれている。区民全体に訴える政策を掲げると手応えがあった」と振り返る。一方、落選した自民現職は「民主がここまで伸びると思わなかった。彼らの訴えはきれいごとで現実味がない。今後の議会が心配だ」と疲れた声で話した。【和田憲二】

毎日新聞 2007年4月10日

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