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□石原勝利 浅野敗北の内幕 [有田芳生の『酔醒漫録』]
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/04/post_0ec0.html
2007/04/10
石原勝利 浅野敗北の内幕
4月9日(月)体調はプールでわかる。先週はノルマの途中でやめたけれど、今日は1000メートルを泳ぎ、さらに30分水中を歩いた。快調。神保町「家康」。店主が「国家の品格」を語る者がいいというので、品格ないものほど品格を語るのだと言ってしまった。他者との交流から学ぶなどと書きながら、常に他者を排除することで嫌われる者がいるのと同じだ。北京亭で雑談。アルコール55度の「五粮液」をサービスで飲ませたもらった。今日は出会った人たちに都知事選に誰に入れたのかと聞いてみた。30代の女性は吉田万三、40代女性は浅野史郎、50代男性は浅野史郎。石原慎太郎はひとりもいなかった。「ザ・ワイド」の控室で参謀の佐々淳行さんに聞いた。「票読みはどうでしたか」とまず訊ねた。石原250万票、浅野170万票で80万の差と推測していたと佐々さんは語った。「300万取れば大勝、100万の差があれば勝利、20万から30万の差なら負けたという会見をする予定でしたよ」という。石原都知事もそう判断したのだが、「裕次郎の兄」を語らず、「石原軍団」の応援を求めない戦術を取ったという。しかも政策の説明をちゃんとすることを佐々さんは求めた。「あまり言うことをきかなかったけどね」と苦笑い。「なにより浅野さんは都知事の器じゃないんだ」とは厳しい。浅野陣営の関係者によれば、公式サイトのアクセスは4月に入って減少したという。無党派への浸透が進んでいれば選挙最終盤に向ってサイトアクセスをふくめて高い山へと指標は伸びたことだろう。そうならなかったのはなぜだろうか。
ある女性支持者かつ中心的運動員に聞いた。「あの女性勝手連って多くの人が引いたのよね」という。「閉経連」などという看板を掲げて踊ったりしていた女性たちのことだ。ある別の女性などは「気持ちが悪い」などという感想を述べていた。ビラさえ受け取ろうとしない風景がそこにはあったという。女性だけではなく、男性もそうした応援に違和感を感じていた。佐々さんは「テレビに出てきた選対関係者が暗かったね」との感想も語っている。こうして無党派層は「浅野史郎」に流れることはなかった。普通は投票率が上がり、無党派層が動けば対抗候補者に「風が吹く」ことが多い。今回9●41ポイントも上ったにも関わらず、石原、浅野の得票はほぼ拮抗した。石原陣営の独自調査では浅野立候補表明の時点ではほぼ拮抗する数字さえ出ていた。だからこそ石原都知事は佐々さんに「100票の差でもいいから当選したい」と語ったのだった。ところが選挙戦が進むほどに浅野支持は減っていった。共同通信の出口調査では民主党支持者の2割が石原に流れた。ここでも候補者の資質という問題がある。浅野さんは宮城ブランドとしては通用したが、東京ブランドには成りえなかったのだ。吉田万三候補は前回候補者よりも1●7倍の得票。「北イタリア的風貌と言説」(田中康夫)の魅力である。都はるみさんはいつも選挙に行っていた。ところが中村一好さんと真面目に話をして「今回は見送ろう」という判断をしたという。こんどその理由を聞いて見ようと思う。
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