★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK33 > 213.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
長野県では「 救急病院の役割分担の重要性 」を理解できない愚鈍な首長による労働基準法違反の超過労働強制が始まっています。
ああ、野麦峠 違法労働を強制される医師達
http://www.asyura2.com/07/senkyo32/msg/1083.html
投稿者 どっちだ 日時 2007 年 4 月 07 日 13:28:22: Neh0eMBXBwlZk
24時間コンビニ診療を保障したいのなら、それに見合う人員配置、設備と予算とが必要です。
医者も治す機械なんかじゃなくて生身の人間です。こんな当たり前のことすら理解できない無知蒙昧はどこから来るのか。
東京都の石原も24時間救急の実施を景気良く打ち上げていますが、人員はどこから調達するつもりなのか。あきれるばかりです。
以下に紹介するように、横浜でも事情は似たものです。
全国で同じことが繰り返され、崩壊がさらに進むのでしょう。
----chisato inuo----------------------------------------------------------------
http://chisato.cocolog-nifty.com/ci/2007/04/post_974b.html
2007.04.07
小児救急の構図
横浜市は小児科の夜間救急体制として、夜間0時までは3カ所の救急診療所で対応し、それ以降は”基幹病院”と称する8つの病院で対応する体制を平成18年4月からスタートさせた<リンク>
しかし、1年もたたないうちに早速1つの病院が力尽きた。8つの病院の1つの国際親善総合病院である。もともと、小児科医が4人しかおらず、増員しても5人程度でスタートしたため、最低でも6回、3月は多いと8回も当直勤務があり、しかも、4人しか小児科医がいないため翌日も夜まで勤務という状態が続き、”基幹病院”を担うことができなくなってしまったのだ。
国際親善総合病院の小児科はこれまでも少ない人数にもかかわらず、小児の夜間救急に関わっている病院であった。夜間の入院の受け入れは当番の日は引き受けていた。それに加えて、軽症患者さんも引き受けるとなると、大幅な増員をしないと体制維持が難しいのは明らかだった。
さらに、ここは年間1000例以上の出産もある病院で、新生児の対応、入院患者さんの対応、救急受診患者の対応を行うという無理を1年も続けたのは、ほんとうに頭が下がるし、私にはとてもできない。精神的にも肉体的にも限界だったのではと。このまま続けることで、これまでもあった小児科医の過労死の続発が起こってしまう危険は避けるべきです。
しかも、月に8回の当直を「うつ病を発症させるほど重いものではなかった」としてしまう世の中ですから、自分の身は自分で守らないといけないのです。
小児科医自殺、病院の賠償認めず 東京地裁の判断割れる
体制を整えずに、十二分な予算を割かずに、このような不十分な医療体制を行った、行政、病院の責任はおそらく追及されないのだろうが、今後は同じことを繰り返さないようにしてほしい。
中田市長などは、以下のように誇らしげにコメントしていますが、
基幹病院の選定状況についてでありますけれども、小児救急拠点病院6病院に加えまして、新たに金沢区の横浜南共済病院と泉区の国際親善総合病院の2病院を選定いたしました。なお、残る1病院については引き続き選定作業を進めてまいります。
基幹病院で深夜帯の内科、小児科の初期救急医療に対応することでの市民サービスの向上についてでありますが、これまでの桜木町夜間急病センター1カ所での対応から複数の基幹病院で対応することになるわけであります。患者の居住地近くで受診できること、専門の小児科医が常駐し、その他のスタッフや設備が整っている病院で診療が受けられること、入院が必要な場合は直ちに入院することが可能なことなどがより一層の市民サービスの向上というふうに考えられます。特に乳幼児を持つ保護者にとっては、身近なところで専門の小児科医に受診できるということは大きな改善だと思います。
結局は、うまくいかないケースもでてくるのです。国際親善病院の場合は、スタートから無理がありましたが。
国際親善病院の先生方は”基幹病院”でなくなったとしても、多忙な生活は変わらないと想像されます。ただ、過労死につながらない状態になってもらえればと願っております。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK33掲示板
フォローアップ: