★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK33 > 199.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□<都知事選>「太陽族」に「団塊の世代」及ばず [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070409-00000032-mai-pol
<都知事選>「太陽族」に「団塊の世代」及ばず
4月9日10時57分配信 毎日新聞
ああ、「団塊」――。 8日に投開票された東京都知事選は、昭和一ケタ生まれで「太陽族」との流行語を生み出した石原慎太郎氏(74)に対し、戦後生まれの「団塊の世代」に当たる浅野史郎氏(59)や吉田万三氏(59)が挑む世代間のリーダー争いでもあった。結果は石原氏が大差で3選を果たし、首都の世代交代は進まなかった。今年度から大量定年が始まった団塊の世代だが、政治の世界でトップに立つまでの壁は厚いのか。【木村健二】
石原氏は1956年、奔放に交際する若い男女を描いた小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞。登場人物の生き方を真似た若者たちが「太陽族」と呼ばれ、「慎太郎刈り」という髪型も生んだ。社会の旧慣を打ち破る役割を担ったが、政界入り後はタカ派色を強めた。今回の知事選では、浅野氏を念頭に「全共闘が支持しているような手合いが東京を牛耳ると、取り返しのつかないことになる」と敵意をむき出しにしていた。
石原氏の選対本部長を務めたのは、元内閣安全保障室長の佐々淳行さん(76)。佐々さんは30(昭和5)年生まれで、東大安田講堂事件や連合赤軍浅間山荘事件で警備の指揮を執った。団塊の世代には「自己犠牲の精神がなく『みんなで渡れば怖くない』の共同連帯無責任だ」と手厳しく「いつまでたっても、おれたち昭和一ケタがやらなきゃいけない」と話す。
団塊の世代は47〜49年生まれを指し、約675万人に上る。国政を眺めると、衆院議員が61人、参院議員が41人で、国会議員全体の14・2%を占める。しかし、首相は小泉純一郎氏(65)から団塊の世代を通り越して安倍晋三氏(52)まで若返った。この首都決戦でも敗れ去り、団塊の世代からは首相、都知事という二大リーダーを輩出できていない。
学生運動を題材に自分探しをする青年を主人公にした小説「僕って何」で芥川賞を受賞した三田誠広さん(58)は、浅野氏など団塊候補の敗因を「五輪に対抗する具体的なビジョンがなく、既存の組織に頼ってしまった」と分析。そのうえで「社会の現場からリタイアしても、ボランティアなどで地域で地道な活動を積み重ねれば、保守化した政治も変えられるはずだ」と同世代の奮起に期待した。
最終更新:4月9日10時58分
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK33掲示板
フォローアップ: