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(回答先: 西尾幹二氏の安倍批判に保守・右翼はどう答えるか【天木直人・日本の動きを伝えたい】4/27 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 27 日 19:10:57)
2007年04月27日
閑話休題は言葉使いの誤り
以前読者から指摘を受けて、あらためて辞書を引いてみた。閑話休題という語は、話しを本筋に戻すときに用いる言葉で、「むだばなしはさしおいて、それはさておき」という意味であるとなっている。私は無駄話という意味で使っていたつもりであったので、誤って使っていたわけだ。だから次回からは無意味な事をブログで書くときは、他の適切な言葉を使わなければならない。もっともこれから書く事は無駄話のつもりで書いているのではない。だから閑話休題でもよいのかもしれない。
27日の毎日新聞に気分の悪くなるような記事があった。こんな事を全国紙の毎日新聞が書くのかと思った。思った後で、しかし、こういう記事こそまともな新聞は書くべきだと思い直した。どの新聞にも出ていない。それを敢えて取り上げた毎日新聞のデスクは思うところがあったのだろう。書かなかった他紙も敢えて書かない理由があったに違いない。前置きが長くなった。その記事とは次のような内容の記事である。
26日の衆議院本会議で、隣同士で最後列に陣取っていた自民党の森喜朗元首相と小泉純一郎前首相が、ダイエット談義に熱中のあまり、民主党提出法案に間違って「賛成」したというのだ。「体重が100キロを切った」と森氏が披露したら、「私は初めて60キロを超えた。森さんの肉がこっちに来た」と小泉氏が応じた。二人で笑いあって駄弁っていたら議長が法案採決を宣言した。二人は政府案と勘違いしてあわてて起立したところ、実は政府提出の雇用対策法改正案に対する民主党の対案であった。民主党から「ありがとう」との声が飛ぶ一方、与党席には笑いが広がった。なんという緩みきった国会であろう。本会議である。与野党対決法案が山積している国会である。
この記事を笑って読み飛ばす事の出来る読者は、小泉流で言えば「鈍感力」があるということに違いない。しかし鈍感力も、度量もない私は、この記事を笑い飛ばして読む事はできない。こんな連中がついこの間まで立て続けにこの国の首相であった事を考えると、そしてそんな連中にこの国の政治をここまで劣化させられた事を考えると、暗澹たる気持ちになる。
私は繰り返しこのブログで、今の政治は機能していない。そうであれば政治家など不要であると書いて来た。この毎日新聞の記事を読んで改めてその意を強くした。今の日本が直面している内外の状況を考えると政治家としてやるべきことは山ほどあるはずだ。それをやらずして年間1億円ほどの歳費や経費を国民の税金から受け取る。政治家を辞められないはずだ。世襲がなくならないはずだ。しかし国民はそれを鈍感力でやり過ごしていては永遠にこの国の政治はよくならない。この意識を読者と共有したいために、このくだらない話しを敢えてブログで書いてしまった。書いた後で、こんな事を笑い飛ばせない自分がみじめに思えた。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/04/27/#000354
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