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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070427k0000m030103000c.html
来日中のアーミテージ元米国務副長官が26日、東京都内の日本記者クラブで講演し、27日の日米首脳会談について「北朝鮮問題で(安倍晋三首相と)ブッシュ米大統領の間で意見の食い違いが出るかもしれない」との懸念を表明した。拉致問題で強硬路線を取る日本に対し、米国は対北朝鮮政策で融和路線に転じ、温度差が表面化している。
アーミテージ氏は、6カ国協議で核施設の稼働停止・封印の見返りに金融制裁の解除を約束した米政府の対応について「北朝鮮に迎合し、譲歩しすぎた」と批判。「北朝鮮に核を放棄する理由はない。人間の生命という基本的な価値観を理解しない国なら、国際合意をしても守るかどうか分からない」と指摘。拉致問題の解決を強く求める日本政府の立場に理解を示した上で、「日米間に亀裂が入れば、北朝鮮が間に入って亀裂を広げる可能性がある。日米が歩調を合わせるよう安倍首相はブッシュ大統領にしっかりと訴えてもらいたい」と述べた。【吉富裕倫】
毎日新聞 2007年4月26日 20時22分
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