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2007/04/25
連休明けは選挙戦モードで 代表、会見で参院選への一層の意欲表明
小沢一郎代表は25日、党本部で記者会見し、政府の集団的自衛権行使に関する有識者会議への見解、参議院選挙対策として一人区行脚をほぼ終了しての印象などを語った。
政府が集団的自衛権行使に関する有識者会議を立ち上げ、憲法解釈見直しの議論も含めた検討を安倍首相が指示を出した点に関しては、集団的自衛権の議論は内閣法制局でその時々で勝手な見解を出してきた経緯があると説明。そのうえで、「法制局自身が、憲法解釈をするのはそもそも間違い。日本において役所がお上であるということの象徴的な事例だ」と指摘し、本来は内閣が決するべき事例だとした。同時に「安倍内閣の憲法解釈を打ち出したいというのであれば、総理自身の論理がきちっとなければいけない」と述べ、有識者の話を聞く前段として安部首相が自分自身の論理を明確に示すべきだとした。
一人区行脚を通じての地方の印象については、「トータルとしての経済発展があればいいという政治行政による被害を大きく受けているところ」と分析するとともに「自民党の政治行政の恩恵をまったく受けられない地域でもある」と指摘。同時に、現在の政治行政に対して大きな憤りと将来への不安を感じているところでもあるとの見方を示し、民主党が訴えるセーフティネットのしくみが受け入れられる余地があると感じていると表明した。そのうえで連休明けの動きについて、「選挙戦そのものに突入するような感じ。(連休中は)体力と想を練っていきたい」と語り、参院選対策へのより一層の意欲を示した。
また、野党共闘については、「今の政治ではいけないという人が力を合わせるのはマイナス面も出てくるかもしれないが、私の結論はプラスの方が大きいと思っている」と述べ、「野党共闘は結論的に言えばいいことだと思う。私はその考えでやる」と明言した。
さらに党首討論を期待する声には「私自身が当時、揶揄されながらも一生懸命頑張って導入したシステムだ」として、いつでもそれを活用する用意があると表明した。
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