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同伴訪米の安倍首相。(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報)
http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/1019.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 26 日 04:46:24: 2nLReFHhGZ7P6
 

http://amesei.exblog.jp/d2007-04-26

アルルの男・ヒロシです。
今日から、安倍首相はアメリカ訪米だそうだ。

それで、今日の新聞(産経だが)には、「集団的自衛権行使容認へ」の記事が出ている。秋を目処に、アメリカに対する集団的自衛権に限って容認する方向で進めるという。この件については、もともとアメリカに対する集団的自衛権には、慎重だった久間防衛大臣も、どうも容認する動きらしい。やはり、自分の舎弟である長崎の伊藤一長市長を長崎で暴力団の鉄砲玉とみられる男に殺害されたことがよほどの重圧になっているらしく、もはや従うしかないと決めたのだろう。あの長崎の事件については、防衛省関係者の間でも、長崎・佐世保における防衛利権を巡る争いが展開されていると囁かれているという話だ。

今日の新聞には、政治面に安倍首相訪米を前に、あのリチャード・アーミテージが首相官邸を訪問したという記事が出ていた。外務省の西宮紳一北米局長が同席して30分ほど会談している。

集団的自衛権の研究を行う懇談会には、安倍首相の外交顧問の岡崎久彦氏も参加しているし、三極委員会メンバーの田中明彦東大教授、柳井俊二元駐米大使も含まれており、この懇談会がアメリカのために開催されていることは明らかだ。

安倍首相のメンタリティは反米では決してない。それは、「ボクも一人前になったと認めてよ」というだだっ子の信条だ。パパの庇護の元で60年頑張ってきたんだから、認めてくれないと嫌だもんね、じゃないとお隣のおじちゃんと仲良くするもんね!という事なのである。エディプス・コムプレックスだと思う。

だから、一応従来の首相に比べれば、自立志向ではあるのである。ただ、それをゴーリストと呼べるかどうかは別なのだ。安倍首相が危険な方向に日本を引っ張っていく可能性があることはそれだけは疑い得ない。

訪米を前に、安倍首相は、「日米同盟は成熟している。かつての『参勤交代』のような時代ではない」と述べたという。

パパであるアメリカの方は、怒り心頭だ。中国と接近できないように慰安婦問題を再燃させて、やんわりと警告を発している。慰安婦問題については、中国は戦略的に封印し、南京事件についても、30万説を撤回しつつあるらしい。(少し前のSAPIOにあった特集記事)

だから、今回アーミテージが来日して、事前に首脳会談の内容をすりあわせ、安倍首相と一緒に「同伴訪米」させることに決めたのだろう。それ以外にわざわざアーミテージがこの時期に訪日する理由はない。

憲法改正の国民投票法案はスルスルと衆院を通過した。マスコミが、郵政民営化の時ほどは争点として取り上げなかったからだ。先の統一地方選でも一勝一敗。まあ青木幹雄としても容認できる線だろう。公明党が与党についている限りはこの「めくら判」体制は続く。平和の党だったはずの公明党はどこに行ったのか、と長嘆息しないわけにはいかない。

憲法改正は確かに3年は先だが、確実に訪れる政治日程だ。そのときにどのような「状況」が作り出されているのか、いまは予想もつかない。しかし、アメリカのPRコンサルタントたちは、そのような「状況を作り出す」ことのプロだから、日本国民の間で自発的に憲法改正を求めているような世論を作り出すことに成功しているのだろう。

自衛隊の海外派兵が、アメリカの狙いだ。中国との衝突はシナリオに入っていない。しかし、2030年になれば分からない。そのときは私も60歳になっている。しかし、大国間の攻防は険悪なものになっているだろうとは予測できる。

===

首相動静(4月25日)
4月26日1時2分配信 時事通信


 午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前8時47分、公邸発。同49分、官邸着。同50分、執務室へ。
 午前8時51分から同9時7分まで、鈴木政二官房副長官。
 午前9時22分から同30分まで、秋山喜久関西経済連合会会長。同31分から同47分まで、高市早苗少子化担当相。同54分、執務室を出て、同55分、官邸発。同56分、国会着。同57分、参院議長応接室へ。同58分から同59分まで、久間章生防衛相、木村隆秀防衛副大臣。同10時、参院本会議場へ。同1分、参院本会議開会。
 午前10時43分、参院本会議を途中退席し、参院本会議場を出て、同44分、国会発。同45分、官邸着。同46分、執務室へ。同11時15分から同36分まで、アーミテージ元米国務副長官。西宮伸一外務省北米局長同席。
 午後0時6分、執務室を出て首相会議室へ。同31分、執務室へ。同39分、執務室を出て、同40分、官邸発。同43分、東京・永田町の憲政記念館着。日本国憲法施行60周年記念式典に出席。植樹、祝辞。同1時14分、同所発。同16分、官邸着。同17分、執務室へ。

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