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□笛吹けど「し〜らけムード」 渡辺喜美大臣「行革空騒ぎ」 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070405-01-0702.html
2007年4月5日
笛吹けど「し〜らけムード」 渡辺喜美大臣「行革空騒ぎ」
安倍政権の沈滞ムードを吹き飛ばそうと、国家公務員の天下り改革という爆弾(?)を引っさげて、突然一人で暴れ出した渡辺喜美・行政改革担当相。「一体何事だ」と世間の耳目を集めたまではよかったが、早くも息切れの気配が見える。
公務員制度改革は、橋本内閣の中央省庁再編の時から十年越しで取り組んでいる息の長い話。「渡辺案って言ったって、原型は自民党行政改革推進本部で作られたもので、そこに竹中平蔵・前総務相のブレーンがチョコチョコと思いつきを味付けしただけ。作りが安直だから、すぐに底が割れちゃうよ」(自民党幹部)
小泉内閣で二度まとまりかけたが、いずれの時も郵政民営化が優先され後回しに。
「今国会も安倍晋三首相ご執心の教育改革や憲法改正手続きの法案で混み合っているから、党が遠慮した」(同前)のに、前任大臣のスキャンダルで昨年末、急遽入閣した渡辺氏がパクってしまった。
党のまとめ役である片山虎之助・参院自民党幹事長は、「おまえが目立ちたいだけだろ。テレビカメラが群がるからってニヤけるな」と怒り爆発。何しろ皆で作ったプランなのに、大臣としてぶち上げるに当たって挨拶もないとあってはお粗末だ。渡辺氏は慌てて党幹部に「ご説明行脚」を始めたが、けんもほろろの対応で取り付く島がなかった。
そこに登場したのが「根回しができない」と悪評だった兄貴分の塩崎恭久官房長官。人が変わったように片山氏はじめ党幹部の一人一人に電話するまめさを発揮し、「ヨシミに比べたらましじゃないか」と妙な評価を受け、ちゃっかり政府・与党の調整役に収まった。ガス抜きのため開かれた党本部の会合でも、塩崎氏が「丁寧にやります。一つ穏便に」といい役を独り占め。
しかし、これで引っ込む渡辺氏ではない。もう一度見せ場を作ろうと、息の掛かった若手議員を動員し「渡辺改革プランを実現させる会」(仮称)の設立準備を始めさせた。出番が欲しい若手議員らは「ひと暴れできるかも」と、メールを回し合って四十名ほど集まりだしている。
テレビ慣れしているだけに「小泉路線から愛の構造改革へ」「明治維新並みの国家改造を」とコメントはいっぱしだが、タレント顔負けの目立ちたがり屋なのが玉に瑕だ。せっかく派手に徒党を組んでも、「政界お笑い芸人集団」で終わらなければいいのだが。
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