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(回答先: 政調費巡り自公民が右往左往/“先送り同盟”とメディア/愛知 投稿者 gataro 日時 2007 年 4 月 04 日 18:03:04)
風をつくる 07年激突・東区 名古屋市議選 どうする政調費領収書 告示後『開示』の大合唱 各候補 無党派へアピール
2007.04.01 朝刊 39頁 社会面 (全1,571字)
「自・民」激突型となった愛知県議選と「政調費」の透明化が大きな争点となった名古屋市議選。その象徴的な選挙区となった名古屋市東区の選挙もようを定点的に伝えます。
◇
後援会をまとめて勝つ、が常道の地方議員選挙に、政務調査費問題が“異変”を起こしつつある。名古屋市議選東区選挙区では、政調費の領収書公開に煮え切らない態度を取ってきた候補らが三十日の告示を境に、雪崩を打って「透明化するべきだ」とアピールし始めた。定数一減で、四人が二議席を争う激戦の中、民主現職と共産新人は「政治とカネ」を正面から取り上げ、無党派層の関心をかき立てる作戦。地方議員選挙らしからぬ「浮動票掘り起こし」が勝負のカギ?
告示日夜のミニ集会で、民主現職の梅村麻美子さん(48)はあいさつもそこそこに、政調費問題で熱弁を振るった。
「政調費が、みなさんの政治不信のシンボルになっています」と切り出すと、話は所属する民主党市議団批判に及んだ。
「私が市議団内で、政調費の透明化に向けた勉強会を開こうとしたら、上(幹部)が参加予定者に『出るな』と言ってつぶしたのです」
民主党市議団(二十六人)は、市議会(定数七五)の最大会派。二年ほど前から自民党市議団の不明朗な政調費処理が表面化しても「自民の問題」として、改革に消極的。本紙が告示前に行った全議員への政調費アンケートには、会派内で意見集約し全員が「回答を差し控える」とした。
梅村さんも、無回答の一人。だが「選挙には会派のシバリ(取り決め事項)はないはず」と、告示後は一転、攻勢に打って出た。
「組織の外からワーワー言っても何もできない。中から変えていきます」ときっぱり。名古屋地裁が出した自民党市議団の政調費返還命令の判決を「追い風にします」と宣言し、“市民派”ぶりをアピールした。
風に乗りたいのは、現在議席がない共産も同じ。こちらは、市議団が既に政調費の領収書公開をしており「本家本元」の自負がある。東区の候補者小酒井隆さん(55)も、新人で慣れない街頭演説ながら「共産党は(名古屋市議会の)年間五億円に上る政調費の使い道を明らかにするように条例案を出したが、自民、民主、公明がそろって否決した」と訴える。
守勢になりがちな自民系候補者も、政調費の透明化に前向きな姿勢を示して、支持基盤の守りを固める。
自民現職の中川貴元さん(40)=公明推薦=は、政調費訴訟の震源地となった市議団の幹事長だが、会派の役職よりも「議会運営委員長」という公職を前面に出す作戦。「リーダーの一人として、政治改革を断行していく」と売り込む。
自らの政調費の扱いが訴訟の発端となった無所属現職の西村建二さん(48)=自民推薦=も、支持者に向かい「領収書はすぐにでも公開するべきだ」と語り始めた。
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公明は公開方針
愛知県議団と市議団
公明党の愛知県議団と名古屋市議団は、使途の透明化が統一地方選で焦点の一つとなっている地方議員の政務調査費(政調費)について、領収書の公開を前提に取り扱いを見直していく方針を固めた。
両議員団とも、改選後に本格的に始まる各会派との協議で、「公開すべきだ」との姿勢を打ち出すとみられる。三十日に告示された統一地方選をにらみ、公開に向け前向きな姿勢を強調する狙いがありそうだ。
両議員団の関係者によると、現段階では、議員からは「領収書の全面公開」や「五万円以上の領収書公開」などの考えが出ているという。県議団幹事長で、議会改革検討会議の小島丈幸座長は「県議団としては、もともと見直す方向だった」とするものの、同党単独ではなく自民、民主にも呼び掛け「話し合いで、最もいい制度にしていきたい」と話した。
公明党県議団、市議団とも、本紙の告示前の政調費に関するアンケートでは、改選後に本格協議を始めることを理由に「回答を差し控える」としていた。
中日新聞社
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