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http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/news/20070401it01.htm
読売新聞社は、統一地方選前半戦(4月8日投開票)の13都道県知事選と4政令市長選について、3月29〜31日に実施した世論調査と本社・総支局の取材を基に、情勢を分析した。
知事選のうち注目を集める東京では、現職の石原慎太郎氏がリードし、前宮城県知事の浅野史郎氏が追っている。福岡は全国知事会長の現職が先行し、民主、社民両党推薦の新人が追走する展開だ。神奈川は現職が安定した戦いを続けている。ただ、各都道県とも2〜5割が態度を明らかにしておらず、情勢には流動的な面がある。
「石原都政」の是非が最大の争点となっている東京では、自民、公明両党が事実上、支援する石原氏と、民主、社民両党の実質的な支援を受ける浅野氏が、その他の候補に大きく差をつけている。石原氏は自民、公明支持層に浸透し、浅野氏は無党派層の支持で石原氏に迫っている。
福岡では、4選を目指す麻生渡氏がリードし、元民主党県連副代表の稲富修二氏が続いている。神奈川では、再選を目指す松沢成文氏が自民、民主、公明などの各支持層に幅広く浸透し、戦いを優位に進める。
北海道では、現職の高橋はるみ氏が先行し、前民主党衆院議員の荒井聰氏が激しく追い上げる。岩手は、前民主党衆院議員の達増拓也氏が民主支持層を固め、堅調な戦いぶりだ。
奈良、鳥取、島根は新人の一騎打ちとなり、それぞれ前自民党参院議員の荒井正吾氏、前副知事の平井伸治氏、前財務省財務官の溝口善兵衛氏が優勢だ。与党系の現職と共産党の新人の一騎打ちとなったのは3県で、徳島の飯泉嘉門氏、佐賀の古川康氏、大分の広瀬勝貞氏の現職がいずれも手堅く支持を固めている。
与野党が現職に相乗りした福井、三重では、それぞれ西川一誠氏と野呂昭彦氏が優位に立っている。
4政令市長選のうち、札幌では、再選を目指す上田文雄氏がややリードし、前国土交通省技監の清治真人氏が追う。静岡は、現職の小嶋善吉氏が先行し、前民主党参院議員の海野徹氏が小差で続いている。
浜松は、現職の北脇保之氏と前民主党衆院議員の鈴木康友氏が激しく競り合う。広島では、3選を目指す秋葉忠利氏を、前広島市議の大原邦夫氏と前自民党参院議員の柏村武昭氏が猛追している。
(2007年4月1日3時1分 読売新聞)
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