★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK32 > 742.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
★イラク撤退と補正予算案を審議している米上院は、08年3月末をめどに駐留米軍を撤退させるならば補正予算を認めるという法案の、撤退条項部分を削除する修正法案が否決された。民主党のリード院内総務は「この戦争は、これ以上、米国人が血を流す価値がない」と断罪した。法案はすでに下院で可決している。結局はブッシュ大統領の拒否権発動で葬られるが、当事国である米国の議会や世論はすでに撤退ありきが大勢だ。
★一方、日本では世界の時流とは2周遅れぐらいの議論が行われている。イラク復興支援特別措置法の延長問題が自民党総務会で行われた。結果、この7月で切れる時限立法が2年延長される。元自治相・野田毅(65)は「ブッシュ大統領もブレア首相も間違ったと言っているのに、日本だけ間違っていないというのは違和感がある」と復興支援と言いながら「イラク戦争」に歯止めなくかかわり、総括なしに延長を決めるのは国民に対して説明不足と指摘した。
★「強引に派遣を決め、自衛隊の安全な運用には成功したが、撤退したいと米国に言えない。なぜ2年延長なのかの説明もつかない」(自民党若手議員)。「付き合いで戦争に関わる国も珍しいが、その責任の所在がない国はもっと珍しい。批判や異論が続出し、総括すべきという声がありながら、2年の延長を認める党も理解に苦しむ」(民主党中堅議員)。議論の舞台は来月、国会へ移る。(K)(敬称略)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK32掲示板
フォローアップ: