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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070330-00000023-mai-soci
地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」のレーダー装置など装備一式が30日早朝、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)に到着し、自衛隊に初めて配備された。昨年7月の北朝鮮のミサイル発射を受けて、07年度中に予定していた配備が前倒しされたもので、飛来した弾道ミサイルを撃ち落とすミサイル防衛(MD)システムの事実上のスタートとなった。
PAC3は、相手国から発射された弾道ミサイルが落下してくる最終段階で破壊する移動式ミサイル。ただ、守備範囲は15〜20キロと狭く、事前に飛来する地域に移動しなければならない点や命中精度に疑問の声もある。周辺国からミサイルが発射された場合、10分以内に迎撃する必要があり、即応体制も未知数だ。
防衛省は今後、10年3月までに浜松(静岡県)、岐阜(岐阜県)、春日(福岡県)の空自高射群にPAC3を配備する予定で、それぞれ関東、近畿、北部九州の防御を行う。その他の地域については未定。整備費は4基地配備で約2800億円。ミサイルの購入費を加えると計約3000億円を超える見通しだ。
同日午前4時50分すぎ、機動隊が警備する中、装備品を積んだトレーラーの車列が入間基地に到着。正門前には、配備に抗議する反対派約30人が集まった。【反田昌平、内田達也】
▽ミサイル防衛(MD)システム 相手国から発射された弾道ミサイルを、着弾前に2段階で撃ち落とすシステム。03年12月に導入が決定した。第1段階は、海上からイージス艦による海上配備型迎撃ミサイルSM3で大気圏外で迎撃。第2段階は、地上配備型のPAC3で落下前に撃ち落とす構想。
SM3は今年12月、イージス艦「こんごう」に初めて搭載される。その後4隻に10年度中に積まれ、海上配備は整う。
海上、地上の配備とともに、弾道ミサイルをとらえる新型レーダーなど計6基も下甑島(しもこしきじま)(鹿児島県)、佐渡(新潟県)などに整備される。システムの総経費は8000億から1兆円に上るとされ、整備完了は12年度の予定だ。【反田昌平】
最終更新:3月30日10時50分
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