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(回答先: 「拉致と慰安婦は別問題」 首相、米紙批判に反論 (北海道新聞) 投稿者 あややの夏 日時 2007 年 3 月 26 日 22:49:08)
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-698.html
日本人拉致と従軍慰安婦問題
安倍首相が従軍慰安婦問題で「狭義の強制はなかった」と発言したことをきいて、一番よろこんだのは金正日国防委員長だろうと思ったが、やっぱ世界でもそういう風にみられているのだなときょうの 「しんぶん赤旗」を読んで知った。
安倍首相は未来に対して取り返しのない発言をしたのだが、安倍内閣は依然としてそのことを自覚していない。
時事通信が次のように伝えた。
-----(引用開始)-----
下村博文官房副長官は26日午後の記者会見で、従軍慰安婦問題を謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話について「軍の関与は直接的、間接的になかったと認識している」との見解を明らかにした。
-----(引用終了)-----
ダッチロールである(^^;
日本人拉致問題は、被害者家族たちのねばりづよい活動によって、証言を集め、2002年9月、ついに北朝鮮の金正日国防委員長が「70年代から80年代初めまで特殊機関の一部が妄動主義、英雄主義に走ってこうなった」と説明し、「責任ある人は処罰された。遺憾なことを率直におわびしたい」と認めた。
だが、北朝鮮が認めた5名の拉致被害者と家族の帰国と死亡したとされる8名の資料の提供でもって、北朝鮮は「拉致問題は解決した」と強弁している。
だが、拉致問題は解決していない。
被害者家族と日本政府は、数々の証言などによって、さらなる真相究明をもとめている。
国際世論に働きかけて、拉致問題の解決に力をつくさなければならないことは言うまでもない。
ところが、従軍慰安婦問題である。
被害者たちは1990年代になって証言をはじめた。
それらをうけて、日本政府は関係者のききとりなどによって「旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」と明記し、募集についても、「甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあった」「慰安所における生活は、強制的な状況のもとでの痛ましいものであった」と強制を認め、公式に謝罪した。
それが「河野談話」(1993年)である。
ところが、こんど安倍首相は「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実だ」といいはじめたのである。
これをきいて金正日国防委員長など北朝鮮関係者は、ほくそえんだことだろう。
「拉致の証拠を隠滅すればいい。そうすれば拉致は証明できなくなる」と…。
安倍首相の発言は、ダブルスタンダードとして日本の国際的な信頼を損なわせただけではない。
北朝鮮に残っている拉致被害者の生命をも危うくさせたのである。
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