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(回答先: 小泉改革の大罪を白日のもとにさらした浅尾議員のすぐれた質問 (森田実の言わねばならぬ) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 3 月 24 日 20:26:42)
2007.3.24
森田実の言わねばならぬ[130]
平和・自立・調和の日本をつくるために【97】
《続》浅尾慶一郎参議院議員(民主党)が国会論議を通じて浮かび上がらせた小泉・安倍政治の大罪――税の不平等を拡大する定率減税廃止(3月9日の参議院予算委員会より)
「文明のおかげで人間の残虐さは醜悪になった」(ドストエフスキー)
[小泉・安倍政権のやり方は醜悪である。多くの日本国民を不幸にした小泉改革の罪は重大である]
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浅尾議員の3月9日の参議院予算委員会における議論は正確で緻密であった。
以下、3月9日の参議院予算委員会における浅尾議員の質問と政府答弁を昨日に引きつづき紹介する。(国会速記録は漢数字を使っているが、読みやすくするためにここでは洋数字に直します)
まず浅尾議員はこう指摘した――「(定率減税廃止の)事実は、400万の所得の人が16%増税、600万の所得の人が16%増税。そして3000万の所得の人は7.5%増税になっている」。
さらに浅尾議員は冷静に議論を進めた――「今、総理は定率減税を(平成11年当時)景気対策としてやったと答えたが、実はそのとき三点セットとしてやった。所得税の最高税率を下げ、法人税も下げた。三点セットの三点目が定率減税だった。今回は定率減税だけやめた」。
これに対し尾身幸次財務相は逃げの答弁を行った――「定率減税は独立しておりますから、所得税の税率をどうしたかということは、私はそのときの状況を存じません」。
浅尾議員――「所得税の最高税率を下げているんですよ。その点、大臣としてそういう認識を持っておられないんですか」。
尾身財務相――「所得税の最高税率は65%から50%まで下げておりまして、この50%の最高税率は現状においても変わりありません」。
浅尾議員によって、定率減税だけを廃止し、所得税の最高税率と企業減税をそのままにしたことが、格差拡大の原因であることが明らかにされた。
そのほか、浅尾議員は「中国と日本の大使館、全世界の国にある大使館の数」を質問したが、政府はしばらく答えることができず、審議は一時中断した。
しばらくして麻生外相はこう答えた――「世界の国の中で日本が承認している国は191カ国。そのうち大使館のある国は117カ国。中国の大使館がある国は160カ国」。
この質疑答弁を通して日本の外交力の不足が明らかとなった。
[浅尾議員の質問は冷静で理詰めで大変よかった。浅尾議員は小泉・安倍政治の大罪を具体的に明らかにした。参議院予算委員会という重要な舞台で(NHKテレビで中継された)すぐれた質問をし、小泉格差拡大政治の大罪を解明してくれた浅尾議員に重ねて感謝したい]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03245.HTML
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