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(回答先: これだけの抜粋では発言の趣旨が分からぬ。「《出発点としては》十分に理解をできる」 投稿者 たけ(tk) 日時 2007 年 3 月 21 日 22:36:15)
[064]中川智子氏の質問に対して、[065]浅野史郎参考人が答えたもの。
また、関連して[066]で石原慎太郎参考人が発言している。
[064]中川智子の発言
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc_text.cgi?SESSION=28461&SAVED_RID=1&SRV_ID=8&DOC_ID=2389&MODE=1&DMY=29952&FRAME=3&PPOS=64#JUMP1
○中川(智)委員 社会民主党・市民連合の中川智子です。きょうは本当にありがとうございます。
私は、この特別委員会、きょうは差しかえというので出席しているのですが、本来は厚生委員会、そして主に環境委員会の方に所属しております。
私も、きょうのお三方のお話の中で、人間に対する、本当に首都として大事なのは、人間が大事にされる町だ、人間が大事にされる都市のイメージというものが、特に石原東京都知事のお話の中に余り人が浮かび上がってこない。いわゆるマイノリティー、高齢者、障害者、その人たちが首都の中でどのように人間として大事にされて生きていくのかというイメージがわいてきませんでした。そこのところは、お時間が少なくて、お話しになる時間の関係だったと思うのですが、特に私は、福祉と環境というものを新しい首都の中でどうイメージし、つくり上げていくのか、とてもそこを伺いたいと思っております。
それに絡みまして、九月十七日に石原知事が府中の療育センターにいらっしゃいまして御発言なさったことをまず最初に伺いたいのですが、あのときの報道によりますと、行政の長としての意見と、そして個人的感想というのがある意味では錯綜した形で報道されたのではないかと思います。ですから、石原知事が、いわゆる東京都の福祉政策、特に障害を持った人々の福祉政策ということを絡めて、行政の長として府中の療育センターに行ったときの感想と、そして今後のやはり東京都の福祉政策というものを、時間がございませんのでなるべく短い時間で申しわけないのですが、伺いたいと思います。
そして、浅野知事は厚生行政の御出身でもいらっしゃいますし、ずっと福祉の問題には取り組んでいらっしゃいましたので、ここでは石原知事と浅野知事をぶつけるというのは申しわけないのですが、先日の石原知事の発言に対しての御感想と新都市での福祉のイメージをお聞かせ願いたいと思います。
浅野知事には質問通告していなくて申しわけございませんが、お二方にまず福祉に対しての御見解を伺いたいと思います。
[065]浅野史郎の発言
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc_text.cgi?SESSION=28461&SAVED_RID=1&SRV_ID=8&DOC_ID=2389&MODE=1&DMY=29952&FRAME=3&PPOS=65#JUMP1
○浅野参考人 そんな質問が出ると予想しておりませんでしたので、ちょっとどぎまぎしております。
実は、石原知事の御発言というのを報道で見ました。私も、今を去ることもう三十年ぐらい前に厚生省というところに入ったときに、同じく重症心身障害児施設に行って見学をしてまいりました。同じような感想を私も感じて、それを口に出しました。ですから、実はそこから出発して、私はたまたま厚生省という役所で、後、そのキャリアの中で障害福祉課長というのもやりまして、その答えは、その問いを発してから十五年後ぐらいに言語化されて出てきました。ですから、私は石原知事の御発言というのは非常に率直な、むしろこの問題を考える出発点としては十分に理解をできるというふうに思っております。
きょうは首都機能移転の論議で、この点については全く私は議論をするつもりはございません。
新都市のイメージというのも続けてお話ししてよろしいのでございましょうか。
この問題は、そもそもきょうは東京都知事がおいででございますので、東京問題ということが随分言われます。東京がどうなるんだと。しかし、私どもの問題意識は、東京がどうなるんだろうということよりも何倍も大きく、日本がどうなるんだろうかという問題であります。
したがって、新都市というのにいろいろなものを期待しておりますけれども、今お話しされた文脈でいえば、バリアフリー都市、これは日本のどこにもないようなバリアフリー、物理的なだけではなくて、障害を持っている人も、広くいろいろな意味での弱者と言われる方が、その地域の中で、生まれてきてよかったなということを感じながら生活をしていける、日本で一番の都市にすべきだろう。そのことが、その新都市だけの問題ではなくて、価値観の共有として日本全体に広がっていくということであれば、間接的なのかもしれませんけれども、これまた首都機能移転の非常に重要な意義としてもあるのではないか。
そういう意味で、新都市に期待するものがたくさんあるわけですね。環境も教育もそうだろうし、環境共生都市でなければならないし、また高度情報化都市でなければならないし、その意味で、もう一つ、福祉都市、バリアフリー都市であるということも決して欠かせない大きな要因であるというふうに私はとらえて考えております。
○石原参考人 お尋ねの、府中の施設を視察しての私の感慨ですけれども、これは東京都議会で質問に対して答えております。それに尽きますので、ぜひ御参照願いたいと思います。ここで繰り返す必要はないと思います。
それから、環境問題でありますけれども、私決して東京の中でネグっているわけじゃございませんで、例えば、先ほどもちょっと話題になりましたが、物流ということで東京は引きずり回されておりまして、要するに、ディーゼル車、ディーゼルのトラックによる物流というのは大変盛んになって、その便宜というものは市民、国民は味わっておりますけれども、そのとばっちりで、東京に入ってくる自動車の三〇%は本当は圏外に行くべき車で、外郭環状道路があれば都心に入ってこずに済む車を私たちは仕方なしに受け入れている。そのディーゼルトラックが流す要するにNOxなりあるいは浮遊粒子状の粉じん、こういったものは膨大な量でありまして、一日にとにかく百グラム入るPETボトル十二万本分の空気というものを汚染して、私たちは吸わされている。
こういったものをやはり忌避するために、東京は要するに東京独自の条例をつくって、とにかくディーゼル車を追放しようという運動にもなってまいりましたので、決して私は健康というものを無視し、環境を無視している行政をしているつもりはございませんし、東京がそういった機能的な都市になればなるほど、そういった環境の整備というものも総体的に整備されていくと思っております。
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