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【ゲンダイ】竹中流改革は「格差」を生み出すだけでなく、文化を殺してしまうと日刊ゲンダイ
1 :春デブリφ ★ :2007/03/19(月) 10:07:50 ID:???0
★ハーバード大教授が書いた 竹中改革の「大間違い」
効率優先か格差是正か――いつも、こんな議論になる小泉、竹中、安倍流の市場主義に、文化人類学的な視点
から疑問を投げかけた本が話題だ。ハーバード大教授のテオドル・ベスター教授が書いた「築地」(木楽舎)で、
移転問題で揺れる築地市場を経済、流通、食文化、歴史などから多角的に分析した労作だ。
築地市場は日本型経済を凝縮したような場所だ。毎日、競りが行われ、参加できる業者は免許制で限られている。
寿司屋や料理屋は毎日、場内に買い物に行く。なじみになると、いいものを買える。大量仕入れではなく、毎日、
多彩な魚介類を仕入れることができる、このシステムが、豊かな日本料理のメニューを支えている。
市場万能主義を突き進めれば、大量仕入れ、大量販売になってしまう。価格は安くなるのだろうが、味気なくなる。
効率優先を推し進めると、日本文化が死んでしまう。そんな視点で書かれた本だ。
(中略)
すでに仲卸業者はドンドン減っている。1960年頃は1700もあったのだ。仲卸業者が減れば、町の小さな魚屋
や寿司屋はいいサカナを仕入れるコネを失ってしまう。
ベスター教授は築地の移転についても心配している。
「移転計画を練っている役人は、こうした築地市場の特徴、歴史、慣習を理解しているのか、疑問です」
竹中流改革は「格差」を生み出すだけでなく、文化を殺してしまうのである。
【2007年3月16日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/19gendainet05017562/
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