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<都知事選>「情報公開」が争点に浮上
3月10日11時23分配信 毎日新聞
4月の東京都知事選で、情報公開のあり方を巡り立候補予定者間の論戦が激しくなっている。宮城県知事時代に情報公開を進めた浅野史郎氏(59)は石原都政を「秘密主義」と批判。これに対し3選を目指す石原慎太郎知事(74)は、浅野氏が県警の捜査報償費開示を求めたため「捜査にそごを来した」とやり返し、対抗意識をむき出しにしている。【北村和巳、鈴木梢】
浅野氏は93年に宮城県知事就任後、県の食糧費の不正経理問題をきっかけに情報公開に取り組んだ。仙台市民オンブズマンの住民訴訟を受け、不透明さが指摘される県警の捜査報償費に切り込み、開示を拒まれると05年6月に予算の執行を停止した。
石原氏は9日の定例会見で「浅野君を批判するつもりはない」と前置きしながら、捜査報償費の開示問題に触れた。「現に宮城県は検挙率が下がった。開示、開示と言ったって、ある意味危険で、治安にも影響してくる」と語気を強めた。
東京都は情報公開制度自体の立ち遅れが目立つ。石原氏の知事交際費や海外出張の概要は、2月に都ホームページでの公開方針が示されたが、東京地裁判決で一部支出を違法認定されたり、高額さが問題視されたための措置だった。
全国市民オンブズマン連絡会議が毎年公表する情報公開度ランキングで、東京都は06年まで9年連続「失格」。開示の際、コピー代のほか閲覧手数料も徴収するためだ。宮城県は浅野氏の知事在任中、1位を7回獲得した。
石原氏は「公開請求の55%は都外の人で、東京での業務展開に必要とする人が多い。都民の税金を使うわけにいかず、『失格』というのは、とんちんかん」と反論する。 一方、浅野氏は6日の都知事選出馬会見で「情報公開こそ、都政を貫く基本姿勢」と強調。宮城県警の捜査報償費開示に取り組んだ理由を「予算執行の最終責任者としての義務」と説明した。9日には石原氏の発言に「情報公開は都民との問題意識の共有。オンブズマンの評価は客観的事実」と述べた。
宮城県警の捜査報償費は、05年11月の自身の知事引退に伴い開示は実現しなかった。都知事に当選した場合、警視庁にも開示を求めるか問われ、「都民は説明のつかない税金の使い方を許さない。狙い撃ちするつもりはないが、それはやる」と宣言した。
情報公開に関し、共産党推薦の吉田万三・元足立区長(59)は「知事の公務日誌や交際費支出の全容をホームページで公開するなどガラス張りの都政を実現する」、建築家の黒川紀章氏(72)は「都の隠れ借金となっている外郭団体の不良債権をすべて洗い出し公開する」と主張している。
最終更新:3月10日11時23分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000037-mai-soci
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