★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK32 > 1118.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□教育再生に向け「道徳」を正式教科に 予測される論争 [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/2007/04/4110.php
教育再生に向け「道徳」を正式教科に 予測される論争
4月08日 09時06分
教育再生会議の第一分科会(学校再生)は先月29日、小・中・高校において「道徳」を正式な科目として位置づけることで一致した。
現在、週1時間行われている「道徳」は、数学や体育のような教科ではない。教育再生会議は、これを「徳育」と改名して教科にしようという。「道徳を教科としてしっかり教えるべき」ということだが、教科になるとどのような変化があるのだろう。今後、論争の焦点になりそうな3点をまとめた。
【1】評価
現在の「道徳」の授業では、評価は行われていない。成績表にも評価欄がないはずである。しかし、教科になると、「徳育」の習熟度を評価することになっていくだろう。これについては、何を規準に評価するのか、客観的な評価ができるのか、といった疑問が多く挙がっている。
【2】教科書
教科になると「徳育」の教科書が発行されることになる。現在でも、教科書会社を中心にいくつかの副読本が出版されているが、これは使用しなくてもよく、学校や地域で独自の教材や活動を用意しているところも多い。一方教科書は、文部科学省の検定を通過しなければならず、また、使用することが必須となる。なお、公立の小・中学校の場合、副読本は学校ごとに選べるが、教科書は一定地域で同一教科書を使うことになる。
【3】教員
教科担任制をとっている中学・高校では、「徳育」の教科を担当する教員が必要ということになる。どの教科の教員も「道徳の指導方法」に関する科目は履修しているとはいえ、国語や数学のような教科としての教員免許はない。ちなみに、2003年に高校の「情報」が科目として新設された際には、工業や商業などの教員免許をもつ教員に対して文部科学省が講習会を開いたり、教員資格認定試験に「情報」を加えたりすることで対応した。
「道徳心」は果たして教えたり評価したりすべきことなのか、という根本の問題とともに、教科にしたとき生じる学校や文部科学省の現状システムとの齟齬をどのように解決するのかといった問題もあり、議論は過熱しそうだ。
なお、教科化実現には、中央教育審議会(文部科学省の諮問機関)の審議を通過し、学習指導要領を改訂する必要がある。
■関連リンク
・道徳の実践
http://homepage1.nifty.com/moritake/doutoku/dou000.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK32掲示板
フォローアップ: