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2007年04月05日
『日本共産党の支持者』と強引なこじつけをしても無意味。戦略や戦術などと高尚な議論も無用だ。
ふたたびかのブログでの記事だ。
『日本共産党支持者の中にも、戦略・戦術が分かっている人もいるんだね。』
共産党の支持者と評して「鈴木赫子 70代年金生活者」なる人物の投稿記事を掲載している。
その上で、この人物の主張することを共産党がやればその後の選挙で『一大日本共産党ブームが起きるかもネ』などどこのブログ主は書いている。
しかしこの記事、ブログ主自身も書いているようにかの有名な(?)『共産党内批判派』の「さざ波通信」一般投稿欄に書かれたものだ。
私からすれば、「ああやっぱりね」といったところだ。
そもそも『共産党内批判派』という表現も私はおかしいと考える。
批判をする団体を支持する勢力とは一体なんなのか?
字ずらだけ見ても矛盾している。
仮にその勢力が存在するとして、その勢力に対して『共産党の支持者』という表現はおかしいだろう。
「共産党が嫌いな人」という表現が一番すっきりするはずだ。
それを横に置くとしても、この投稿者の主張していることを共産党が党としてやれば、その後の選挙で起きるのは『一大日本共産党ブーム』ではなく、「共産党の消滅」だろう。
有権者の視界から共産党は完全に消えてなくなるのは間違いない。
おそらくこのブログ主はそのことが分かっていてあえてこんなバカげた主張を展開しているのだろう。
要するに『共産党が消滅すればいい』これだけなのだろう。
この「鈴木赫子 70代年金生活者」の投稿記事にも反論してみよう。
とんびさんという方の投稿への反論という形式で書いてある。
まず浅野氏の公約への賛意が示された後以下のとおり書かれている。
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【引用開始】
このような政策を実現するためには、憲法を無視しようとしている石原都政、日本の安倍政治から、憲法を守る方向へと舵を切り替えると言う表明ではな いでしょうか。また、この出馬表明の内容は、石原都政からの根本的転換をめざすと言う提起ではないでしょうか。大型開発を止めないでこのような浅野さんの 方針は実現できるとは思えません。国立市政を見ればわかるように、議会で妨害されることが目に見えている時に、大上段に振りかぶって憲法を守る、石原都政 から根本的に転換する、大型開発を止めるなどと表明しないからといって、支持しないのは、情勢に見合った行動とは思えません。
現在の閉塞的政治情勢の中で、浅野さんは民主勢力が結集できるようによく考えた提案をしていると私は思いました。
3月22日に「日本のための東京 あなたと創り直す」マニフェスト2007 が6日のマニフェスト改訂版として発表されています。それには多くの人々からの浅野氏への要望を組み込んだ一層具体的なものとなっています。
「私であるからこそできることとして・「老いても安心して暮らし続けられる東京から私の本籍地は福祉です」・「誰もが参加できる東京から徹底した 情報公開をすすめます」・「東京オリンピック承知の全面的見直し〜都民が反対するオリンッピックにはNO」と主張しています。私はインターネットで読みま した。是非とんびさんもご覧になってください。http://210.136.139.210/070320-manifesto.pdf
日本共産党は、都知事選が近づくにつれ、民主党と浅野氏への批判を新聞赤旗やビラ、街頭などで激しく行っていますが、敵を間違えているのではない でしょうか。宮城県での実績が悪かったからという理由で、今、浅野さんが掲げている政策は、デマだとか、やる気もないのに掲げているとか、人気取りだとか 言う批判の仕方はおかしいです。なにがなんでも、石原都政にだけは終止符をうつという課題で民主勢力は闘うべきです。石原も浅野も同じだとは、わたしには どうしても思えません。政治の流れを変えることが今一番大切なのではないでしょうか。浅野さんは政党の支持を受けないというのであれば、わたしは日本共産 党が率先して、浅野を支持するよう民衆に呼びかけるべきだと考えます。もし、それで浅野が当選し、公約を守らないようであれば、浅野批判の先頭に立てばい いのではないでしようか。これを無責任な態度と民衆はみないとわたしは考えます。正しいことをいっていれば、いつか民衆はわかってくけるというわけにはい かないのが政治です。
【引用終了】
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【革新自治体は国立市だけではない】
まず国立市政をとりあげているが、では妨害されないように反対派(自民党や公明党)の言うとおりの市政をすればいいのかということになる。
そんなことをしていては何のために市長選挙で市長に選出されたのかということにもなるだろう。
ちなみに、共産党員が市長をしている東京都狛江市では今年度の予算も混乱なく可決されている。
こんな例もあることをよく知るべきだろう。
【大上段ではなく身近な問題だ】
『憲法を守る』『石原都政から根本的に転換する』『大型開発を止める』
全て重要な事柄だ。
これらを『大上段に振りかぶる』などと表現しているが、大上段でもなんでもない。本当に石原都政に苦しめられている人にとってはどれも極めて身近な問題だ。
身近な問題を行動原理とするのも極めて当然のことではないのか。
情勢うんぬんを主張するのは敗北主義的にすら見える。
浅野氏にとっての民主勢力の範疇には共産党とその支持層は入っていない。
そんな中で『民主勢力が結集できるようよく考えている』とは、無理のある主張だ。
3月22日に浅野氏が発表したマニフェスト改訂版にしても『一層具体的』とは思えない。むしろ吉田万三さんの政策の具体性が浮かび上がっているのではないか。
【戦っているのは選挙戦】
共産党が浅野氏を批判する原因は彼の主張する政策の問題点への批判であることに目がいっていないのではないか。
今戦わされているのは選挙戦だ。
立候補者の中で問題のある政策があれば石原知事だろうと浅野氏であろうと批判するのは当然だ。
逆に浅野氏の支持者はどうだろうか。
吉田さんが一番に立候補表明した時は無視を決め込み、浅野氏が立候補表明をするや激しい”吉田降ろし”や”共産党批判”をしている事実をこの「鈴木赫子 70代年金生活者」さんは知っているのだろうか。
『政治の流れを変えることが今一番大切』などと言っているが、そうであればこそはっきりとした主張や政策を打ち出している候補に投票すべきだろう。
何度でも言うが「よりまし」候補への投票行動を続けても結局は何も変わらない。
こんなことをしても保守政治のループ的再生産への協力にしかならないということだ。
【候補者は有権者の「選択権」だ】
『共産党が浅野氏を支持して、当選後公約を守らなければ浅野氏批判の先頭に立てばよい』
『こうなっても無責任な態度とは見られない』
とも書いているが、これは間違い。
この方法で浅野氏が当選した後どのような状況が生まれるか。
共産党の必要性に対する疑問が生じるだろう。そもそも共産党の支持が当選に必要だったかどうかなど誰が正当な評価ができるだろうか。数値的に証明できるものでもない。あいまいそのものだ。
そんな状況で選択肢としての候補者すら立てられない共産党の必要性が強調されるとも思えない。
共産党が浅野氏を支持した時点で、共産党の役割は有権者の中で消滅することになる。
【民衆に依拠するのに必要なことは何か?】
『正しいことをいっていれば、いつか民衆はわかってくれるというわけにはいかないのが政治』とはさびしい主張だ。
いかにも政治の玄人のような物言いだが、『正しいことを言わないことが政治だ』、とは何とも後ろ向きな考えだ。
これこそ「敗北主義」の典型だ。
民衆に依拠しているかのような考えだが、実際には民衆を信用していないのと同じことだからだ。
自身の主張が『正しくない』という認識があることだけは評価できるかも知れない。
民衆を信用するなら、「最後まであきらめない」、これこそふさわしい考えのはずだ。
貼り付け元 <http://lin-fc3.dyndns.org/top/cgi/>
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